2021年11月24日水曜日

「過去とこれから」 1年 橋村直人

 


「過去とこれから」


法学部法律学科 1年 橋村直人 (明大中野高校)



こんにちは。

今回部員ブログを担当させて頂きます。法学部法律学科1年学連兼マネージャーの橋村直人です。


まず初めに、新型コロナウイルスに対し、最前線でご尽力いただいている医療従事者の方々、また関東大学サッカーリーグ戦をはじめとする大会を開催するにあたり、ご尽力をして頂いている全ての方々に感謝申し上げます。

また、日頃よりご支援くださるスポンサーの皆様に心より感謝申し上げます。



私は現在、学連兼マネージャーとして部に所属していますが9月までは選手として部に所属していました。そんな過去のある私が感じてきたこと、そしてこれからに向けて思うことを自分なりの言葉で書こうと思います。最後まで読んでいただけると幸いです。



2021年3月30日。この日付は私がこの明治大学体育会サッカー部の練習生として参加させていただくことになり、初めて寮にきた時刻である。その時の私には「ワクワク」や「楽しみ」という感情は一切なく、ただ未知なるレベルのサッカーに対する恐怖しかなかった。

そしていざ練習に入ると恐ろしい程強度の高い練習が始まったのだ。私は幼稚園からサッカーを始め、小中高とサッカー漬けの生活を送ってきたがまるで私が素人であるかのような錯覚に陥る程のレベルであった。明治大学体育会サッカー部が大学サッカー界でも突出していて日本一のサッカーをすることは知っていたが心のどこかでは「何かしらは通用するのではないか」と淡い期待をしていた。しかし、そんなことは練習がはじまって5分で打ちのめされたのだ。



この日から私の練習生としての生活が始まった。何度も辞めようか悩み続けながらも同期に支えられ、同じ一般生の貝出悠と励まし合い、自主練習も毎日やり続け、約2ヶ月の練習生期間を耐え抜きスタッフの方々から入部することを許可していただけたのだ。中学から明治大学の附属の学校に通い、大学では体育会サッカー部に入りたいと強い憧れを持っていた私は心の底から嬉しかった。



しかし、入部を認めていただいてから約1ヶ月半後、私は練習に吐き気と頭痛で倒れてしまった。病名は適応障害。ひたすら追い込み続け、精神的な負荷が異常にかかってしまったことが原因であると主治医からは言われた。



それから約1ヶ月、自宅療養となり塞ぎ込んでしまう毎日であった。その中でも栗田監督がお電話をくださり、「焦らなくていい、4年間かけて体づくりをしよう」と言っていただいたことで不安でいっぱいだった心も晴れていったのだ。



約1ヶ月の自宅療養を終えてグラウンドに戻ってきた時、皆が温かく迎え入れてくれた。特に同期には仕事の面でも迷惑をかけてしまっていたのに迎え入れてくれたことは感謝しかなかった。



戻ってからはリハビリに入った。復帰に向けて準備を進めていくはずであった。だが、身体が思うように動かず、少し動かすだけで頭痛が襲い、復帰したらまた倒れてしまうのではないか、と恐怖を感じてしまい、寝れない日々が続いた。一生懸命リハビリに励み、復帰に向けて努力をする人達にとっていつまでも復帰をしない私が居ることはとても良くないことであった。



毎日のように悩み、考え続け私は選手を辞める決意を固めた。選手として部に受け入れる判断をしてくださったスタッフの方々、練習生の頃から良くしていただいた先輩方、同期、そして何より私が精神的に辛い時も1番そばで支え続けてくれた家族に申し訳なかった。小さい頃から公園で一緒に練習をし、練習方法を調べては道具を買い、試合があると必ず応援しに来てくれた父、サッカーで泥だらけになった服を毎日洗濯し、帰ってくると必ずお風呂を沸かしご飯を作ってくれた母、私が明治大学体育会サッカー部に入ったことを1番喜んでくれた姉、支えてくれた人達の応援や期待に答えられない自分を責めると同時に今までのサッカー人生を支えてくれたことの感謝の思いがこみ上げてきた。



本当にありがとう。



このような過程があり、私は今裏方として部に関わらせていただいている。

なぜ選手を辞めてまで明治大学体育会サッカー部にこだわるのか。それは私が練習生として来たその日から今日に至るまでの間でこの組織が全てにおいて日本一の組織であると確信したからである。そんな組織を支え、貢献したい。勝つためにもがき続ける選手たちのサポートをしたいという思いが私にはある。



今の私が部に貢献できているかと考えると全くと言っていいほど貢献出来ていない。学連兼マネージャーという立場になるにあたって覚悟を持っていたつもりでいたが私にはまだまだ足りないことが分かった。たくさんの人に迷惑をかけ、まだ「明治大学体育会サッカー部」の看板を背負うに値しないと思っている。

それでも選手を経験した私にできる支え方もあると思う。

明治の為に全力を投じ、一刻も早く信頼される人間にならなければいけないと思っている。



長くまとまりのない文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

今後とも明治大学体育会サッカー部の応援の程よろしくお願いします。



次回の1年生の部員ブログは、マネージャーの山田耕太朗です。

名門韮崎高校出身の彼は私が練習生の頃からサッカー面でも相談に乗ってくれて感謝しかないです。

マネージャーとしても細かいところに気が使えて選手たちからの信頼も絶大です。高校までサッカーを続けてきた彼もこの部に対して特別な思いを持っていると思います。そんな彼の部員ブログをぜひご一読ください!

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