「不易流行」
経営学部 4年 加藤蓮 (北海道コンサドーレ札幌U-18)
今回部員ブログを担当致します、経営学部4年の加藤蓮です。
まず初めに、新型コロナウイルス感染拡大防止、治療にご尽力されている方々に、深く御礼申し上げます。
まさか、こんな状況が続くとは去年の今頃は誰も想像していなかったであろう。自分もその内の1人である。しかし普通とは決して言えない日々を過ごしていく中で、自分の心の針を真っ直ぐに保ち、常にプラスの状態を維持することは容易なことではないが、心の針をプラスにし、そして振り切ることで人生においてもサッカーにおいても、その先に結果がついてくるということを学んだ。
今年の4年は、1番下を誰もが経験している。これは自分達4年生にとって最大の強みだと言える。もがき自分と向き合い、同期で本気で話し合い、成長してこれた。
自分達の学年の特徴はなにか、強み弱みはなにか、最高学年としての自覚、責任、覚悟を持ち、明治大学体育会サッカー部のチームの象徴として、絶対にぶれてはいけない事を土台に「邁新」というスローガンを立てた。このスローガンを達成するためにも、その一つ一つに対して全力で取り組み、極められているか。今一度、自分の胸に手を当て「全力を極める」ことができているのか自問自答して欲しい。自分と向き合い、全力で明治基準、それ以上を目指し追求出来ているのか。自分の限界を押し上げる努力をしているか。学業や私生活の中で、知識を身につけるために自ら学び、本気で仲間とぶつかり、話し合えているか。部員全員が本気になってもう一度考えて欲しい。
天皇杯学生系トーナメント vs駒澤大学
天皇杯に出場しJ1を倒すという目標を掲げながらも勝てなかった。部員全員に隙があった。一つになれていなかった。本気で極められていなかったから負けたと思う。
一人一人が、1人の人間として成長するためにも、大好きなサッカーに全ての力を注ぎ追求することで、人間力の高まりに繋がり、そのベースができて初めて部員全員の軸が同じ方向を向き、どうすればチームが勝てるのか、自分の役割は一体何かを本質的に捉えることができるのではないだろうか。
また、自分個人としても常に変化することを恐れず且つ本質を忘れずに取り組んでいきたい。
チームとして、いつまでも変わらない本質的なものを忘れない中にも、新しい変化を重ねていく。新しさを探求し変化をしていく流行性こそ、不易の本質であることを忘れてはいけない。変わらない本質はそのままに小さな変化を積み重ねて大きな変化を起こす。一人一人の小さな変化の積み重ねがチームにとって大きな変化をもたらす。その意識を全員が持ち続けて闘っていきたい。
学生として部員ブログを書くのはこれが最後。この場を借りて私に関わる全ての方々に感謝を伝えたいと思います。このような状況下の中、環境を提供してくださっている大学、リーグ戦を運営して下さっている学連のみなさん、様々な面でサポートしていただいているスポンサーの皆様、監督をはじめとするスタッフのみなさん、一番近くで支えてくれている家族や友達、毎日食事の面から支えて下さっている寮母さん、その他OBをはじめとする明治大学体育会サッカー部に関わる全ての皆様、そしてどんなに辛い時も共に乗り越えてきた仲間達。心から感謝します。
最高学年となった今、この明治でサッカーができることに喜びと誇りを感じ、毎日を自分と向き合い覚悟を持って全力で生きていきます。
後輩達、早く簡単に楽にリスクを背負わない方法を選ぶよりもめんどくさくて苦しくてしんどい方法を選ぶ方が実は1番の近道であったりすると自分は思う。繰り返し繰り返しめんどくさい事をして見えてくる世界はきっと素晴らしいだろう。あと約8ヶ月僕たち4年生を信じてついてきてほしい。
どんなに苦しい時も共に乗り越えてきた同期のみんな、これまで積み上げてきたことは間違いじゃないと全員で証明しよう。そしてこのメンバーで最高の景色を見に行こう。
拙い文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
次回の4年部員ブログ担当者は、マネージャーの今村彩乃です。いつも元気で明るく、チーム・選手への気遣いや行動力が素晴らしくとても頼もしいです。4年生マネージャーとしての思いを語ってくれるでしょう!
今後とも、明治大学体育会サッカー部をよろしくお願い致します。
【過去のブログ】
「『成功』を目指すのではなく『成長』を感じること」 1年 加藤蓮
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