2021年10月26日火曜日

「他人基準」 3年 高橋祥太郎


「他人基準」

経営学部経営学科 3年 高橋祥太郎 (中京大中京高校)


こんにちは。

今回部員ブログを担当させていただきます、経営学部経営学科3年の髙橋祥太郎です。


まず初めに、新型コロナウイルス感染拡大に対し、ご尽力いただいている医療従事者の方々、またこのような状況下でもリーグ戦やILその他大会を開催するにあたりご尽力していただいているすべての方々、日頃よりご支援いただいているスポンサーの皆様に感謝申し上げます。


私が明治大学体育会サッカー部に早くも2年半が経とうとしています。明治の強さ、厳しさに衝撃を受けた1年、自身の甘さと課題に気づき積み上げた2年、そして3年目…

私が3年にして感じたのは明治大学体育会サッカー部という環境の素晴らしさです。

ある時、栗田監督がミーティングで「環境が人をつくる。環境は人がつくる。」と仰っていました。つまりこの素晴らしい環境は明治の歴代先輩方が築きあげてくれた土壌であり、この環境を後輩に繋げられるか、さらに良好な環境として発展させていけるかは、私自身、私たち自身にかかっているということなのです。大学サッカーという1年ごとに世代が入れ替わっていく中、明治大学体育会サッカー部が強くあり続けられる理由はここにあると思います。

さて、明治の素晴らしい環境ですが、入部してからは、気づきの連続です。しかしその気づきを得るために必要なものがあります。それが「他人基準」なのです。どれだけ、周りが指摘しようと自分の基準のみに従っていては気づくことができません。ナンバーワンよりもオンリーワンにと言います。しかし自分の基準だけを持っていては成長には繋がりません。厳しいようですが、スポーツでも社会でも他人からの評価を受けないことなど何一つないのだと思います。流されないことはいいことなのかもしれませんが、それは周りを見ないこととイコールではありません。

昨年、私は部員ブログに「こだわるということ」について書かせていただきました。その時、パス一本、クロス一本にこだわるという話をしましたが、そのパスやクロスが何度もずれていたらどうでしょう。蹴り方や回転が一度ずつ違えばわかりませんが何度もずれていては必ず周りから「こだわれ」と声がかかるはずです。この時、周りの声に対して、「こだわっているのに」と思っていては気づきや成長は得られません。自分ではこだわっているつもりでも、周りの基準からすればこだわれていないということだからです。自分が頑張っても、周りがその頑張りを感じなければ足りないということです。はじめは辛く、「なぜ」が頭に浮かぶかもしれません。しかし、この基準を気づかせてくれる環境こそ明治の宝だと思います。

当たり前のことですが、明治という素晴らしい環境での基準は高いです。その基準に対し、自身の基準を上げなければ、成長は得られません。それはすなわち環境の衰退を意味しています。この厳しくも素晴らしい環境をこれからもつなげていくため、これからも厳しい指摘をし、厳しい指摘をされながら環境に成長させられ、環境を成長させていきたいと思います。


拙い文章で長文となってしまいましたが、ここまで読んでいただき誠にありがとうございました。読んでいただいた皆様により一層成長した姿を見せられるようこれからも精進して参りたいと思います。これからもよろしくお願いいたします。


次の3年生の部員ブログは、日大藤沢高校出身の櫻井風我です。3年生きっての快速サイドバックでありながら、お茶目な一面も多く持つ選手です。独特の感性と持ち前の推進力から熱く面白い文章を書いてくれるはずですので、次の部員ブログも楽しみにしていてください!


【過去のブログ】

「進化の日々」 1年 高橋祥太郎

「こだわるということ」 2年 高橋祥太郎


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