「一流と本物に触れろ」
法学部法律学科 1年 山田耕太朗(山梨県立韮崎高等学校)
こんにちは。
今回部員ブログを担当させていただきます。
法学部法律学科マネージャー1年の山田耕太朗です。
まず初めに、新型コロナウイルス感染拡大防止に対し、最前線で働く医療従事者の方々、それから関東大学サッカーリーグ戦をはじめとする大会運営にご尽力頂いている皆様に感謝申し上げます。また、日頃よりご支援くださるスポンサーの皆様に心より感謝申し上げます。
「一流と本物に触れろ」
高3の冬、サッカー部の先生の一言が大学サッカーに悩む私の心に響いた。高校時代考えてもみなかった世界であったが、私の高校サッカーの終わりは悔いが残り、もっとサッカーを追求したいという熱が残っているのも自身で感じていた。
去年の12月、私は明治のリーグ戦を見に行った。言葉では表せないような迫力、力強さ、一体感。大学生がとてつもなく遠く偉大な存在に感じた。それと同時に、本物はまさにこのことだと思い知り、この組織で学びたいと決心し一般生としての入部を目指した。
練習と春合宿の8日間で、私は全てにおいて圧倒された。これが、体育会の頂点なのかと。私は大学サッカーのほんの一部ではあったが、肌で感じたことで今までの味わったことのない価値観と感情で胸がいっぱいになった。本物に触れなければ、見えなかった世界があった。
明治大学体育会サッカー部の魅力に気付いた。そして、この組織で学びたいという気持ちには変わりなかった。いろんな立場の方々が存在し、それぞれが勝利の為に最大限自分の力を発揮している。そう考えるようになり、明治大学体育会サッカー部にマネージャーとしての入部に至った。
朝3時4時に起きて、6時から男同士の真剣勝負が始まる。選手もスタッフの方々もマネージャーも、全員が同じ方向に矢印を向けていく。私がもしこの組織から離れていたとしたら、絶対に見られない景色を毎日見させて頂いている。また、自身が初めてマネージャーの立場でサッカーに関わって、それに対する見方も変わった。
選手時代、これまでサッカー脳を鍛え、自身の成長とスキルアップを肌で感じられていた。しかし、正直つい最近までは自分を失いかけていた。サッカーが大好きだからこそ、今までとは違うサッカーとの関わり方に慣れず、困惑していたところがあったからだろう。マネージャーとして指標を見失い、つい選手時代のように心身が反応してしまっていた。なかなか頭がマネージャー脳に切り替わらなかった。
後悔なのか?と何度も自問自答した末、このチームに本当に貢献した!という成功体験がまだ自分にはないからこそ心が揺らいでいたと思った。
選手から切り替えてマネージャーとなったものの、いつまでたっても宙ぶらりんの責任感のない人間だった。そう思い悩む日々は辛かった。目の前の勝負に全身全霊で挑む周りの皆さんに対して申し訳ない気持ちで一杯なのに、それでも変わり切れないのが苦しかった。
そう悩んでいた10月中旬、マネージャーの尊敬する先輩江口さんから半年振り返って仰ってくださった。
「山田には他のマネージャーが経験したことのない経験値があって、選手に近い立場だからこそできることもあるしその経験値をプラスに変えたら本当に強い。周りの期待値が高いんだよ。」
私はその時感じた。自分の中のマネージャーの概念を壊そう、自分にしかできないオンリーワンのマネージャーを確立させようと。マネージャー脳になれないと悩むのではなく、サッカー脳を存分に生かしたマネージャーになる。
この頃からオンリーワンのマネージャーとして本物になろうという意識に変われた気がする。選手を経験している唯一のマネージャーということが、私の最大の武器。選手の思いも熱も理解しているからこそ、「今選手に何が必要なのか。」を考えて行動しようと思うようになった。
4年生のブログ、練習中の発言、行動、試合で見せるスピリッツ。私は何度も鳥肌が立った。言葉だけで無く行動と結果で示すその実行力。一流の先輩方から学ぶことは全て吸収して自身の成長に繋げたい。現状、私は「明治大学体育会サッカー部」の肩書きに埋もれ、何一つ成し遂げていない。ただチームに付属している一人であって、一部員のマネージャーとして自覚と誇り、責任を持たなければいけない。
その為には、今できることを全力でやる。これに尽きる。日本一を目指すチームに欠かせない存在に必ずなる。マネージャーが試合を勝たせる。その心意気で私は、選手の為に明治の為に残り3年間ガッツ見せて最善を尽くす。
いつか一流と本物の存在に自身がなるその日まで、ただがむしゃらに。
拙い文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
以上で1年生19人の部員ブログは終了となります。それぞれ思い思いの文章を書いていますので、是非ご覧下さい。
今後とも明治大学体育会サッカー部を宜しくお願いいたします。
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