2021年9月28日火曜日

「You'll never walk alone」 3年 福田心之助



「You'll never walk alone」

文学部3年 福田心之助 (北海道コンサドーレ札幌U-18)


こんにちは。

今回部員ブログを担当させていただきます、文学部史学地理学科 西洋史学専攻3年の福田心之助です。


まず初めに、新型コロナウイルス感染拡大に対し、ご尽力いただいている医療従事者の方々、またこのような状況下でもリーグ戦やILその他大会を開催するにあたりご尽力していただいているすべての方々に感謝申し上げます。


「You'll never walk alone」


この曲を聴いたことはあるだろうか。

サッカーをやっていたり、サッカーに興味がある人は聴いたことがあるだろう。


【リバプール】「You'll never walk alone(和訳付)」

聴いたことがなかったら是非聴いてもらいたい。


この曲はイングランドのサッカークラブチーム「リヴァプール」というチームのホームスタジアムでの愛唱歌である。現在ではJリーグの「FC東京」でも歌われている。


この曲は元々ミュージカルの為に作成された楽曲である。だがこの楽曲の歌詞がとてもサッカー選手とサポーターとの間柄を繋ぐ内容のものであった為、スタジアム内で歌われることとなったと言われている。

試合の前と試合の後にサポーターが勝ち負けに関係なく大合唱をするのである。


まだサッカーを始めたての幼い頃に父と2人でなにげなくテレビでやっていたリヴァプールの試合を見ていた。その時に画面越しから流れた「You"ll never walk alone」は当時の自分には衝撃だった。画面越しからでもわかるスタジアムの雰囲気と迫力に圧倒された。

その瞬間に思ったことがある。


「俺もいつかこのスタジアムに立ってサッカーがしたい。」


そして自分の勉強机の四隅に書いたのである。

そう思いサッカー人生がスタートした。


そこから歌詞を自分で調べたりCDを買ってもらったりした。試合の行き帰りにはいつも車の中で聴いてモチベーションを上げていた。

試合に勝っても負けても車の中には「You'll never walk alone」が掛かっていた。

いつしか自分の中にこのメロディが染み渡っていた。


ここまでこの曲と共にサッカー人生を歩んできている。

上手くいかない時、苦しいとき、下を向きそうになった時、心のなかで歌詞を歌い自分を奮い立たせる。

そしてもう一度あの瞬間に戻って原点に戻り自分はどこを目指して何になりたいのかを思い出す。


歌詞の中にこのような部分がある。

「君は1人ぼっちではない。

1人ぼっちでは歩かないんだ。」


現在21歳になり、大学生生活も残り1年と数ヶ月。

ここまで沢山の人の支えの中で生きていたと歌詞をつたって実感することがある。


ここまでサッカーを続けられる環境を作るためにたくさんの苦労させてしまっている家族がいなければサッカーはできていないし、大学にも通えていない。自分が苦しいときもいつもそばには家族がいて自分は1人ではなかったということを実感する。


更にここまで来れたのも携わってきた多くの指導者の方々がいなければ高いレベルでサッカーができていない。


そして何百人と関わってサッカーをしてきたチームメイトや同期の仲間。刺激し合えるチームメイトがいなければ自分はここまで成長できていなかったと思もう。大切な宝物である。


このような自分に携わった人々のおかげで今の自分がいる。1人ぼっちではサッカーを続けることも、そもそもなにもできていないかもしれない。


だからこそ全ての人に「感謝」を伝えたい。


明治大学体育会サッカー部ではよく使われる言葉がある。


「感謝を表現しよう」


挨拶、言動、顔つき、立ち振る舞い、試合の勝ち負けに関係なくサッカーに対する姿勢。明治大学のサッカーを見てくれる方々、応援してくださる方々への感謝を表す方法は様々である。

この感謝を表現できるのが明治大学の体育会サッカー部の選手である。


そして最大の感謝を伝える地点は、あの頃に描いた自分がピッチに立って「You'll never walk alone 」 の中でサッカーをしている姿を今まで携わった人々への自分なりの感謝の1つにしようと思う。


拙い文章でしたが、最後までご覧いただきありがとうございます。

これからも明治大学体育会サッカー部のピッチ内外での立ち振る舞いやサッカーに取り組む姿勢に注目しご支援、ご声援のほどよろしくお願い致します!!



次の3年生の部員ブログは桐蔭学園高校出身のゴールキーパー遠藤雅己です。先輩、同期、後輩誰からも親しみやすい心の広い持ち主。けど彼が一番親しみやすいのは多分僕。普段は優しい彼が内に秘めた熱いブログに期待してください!!


【過去のブログ】

「怯むな前へ」 1年 福田心之助

2021年9月25日土曜日

「明治大学への想い」 4年 西矢健人

 


「明治大学への想い」

商学部商学科 4 西矢健人(大阪桐蔭高校)


こんにちは。

今回部員ブログを担当させていただきます、商学部商学科4年の西矢健人です。


まず初めに、新型コロナウイルス感染拡大に対し、ご尽力いただいている医療従事者の方々、またこのような状況下でもリーグ戦やILその他大会を開催するにあたりご尽力していただいているすべての方々に感謝申し上げます。


早いもので明治大学での4年目を迎え、3歳からスタートしたサッカー人生も19年目を迎えました。


学生最後の部員ブログということで、何を書こうかとても悩みましたが明治大学への想いを綴ってみたいと思います。


自分が明治大学体育会サッカー部というものを初めて感じたのは、高校2年生の夏に総理大臣杯で大阪に来ていた明治大学と練習試合を行った時でした。


サッカーの質はもちろんの事、試合前後の立ち振る舞いや、1人の人としてのレベルの高さに驚きました。


その時に自分の中で


明治大学でサッカーがしたい。

この人たちのように1人の人間としてもかっこよくなれるように成長したい。


と感じたのを鮮明に覚えています。



入部が決まった時には、サッカー以外の寮生活や上下関係などが厳しいことの不安よりもここでサッカー出来るという喜びに満ち溢れていました。


明治大学に入るとすぐに、「人間的に成長し、プロサッカー選手になる為に1日でも早くTOPの公式戦に出る」という目標がとても険しく難しいものであることを痛感させられました。


1年生の時は、1回もTOPに絡むことすらできずセカンドでILを闘う日々でした。


2年生の時は、TOPチームでの時間も少しありましたが、ほとんどがセカンドでした。


TOPに上がっても、縮こまって自分のプレーが何も出来ずにミスを連発し練習後のミーティングで佐藤亮さんに名指しで怒られたことを今でも思い出します。


下級生の頃は、サッカーが上手くいかないことや怪我が多かったことに加えて、寮生活での仕事がきつく時に辞めたいなと思うぐらい精神も肉体もきついものでした。


この期間で精神的にも肉体的にもタフになる事ができましたし、周りへの気配りや考える深さ、何事もポジティブに捉える事の重要性、自分の出来る事を考え続けることが身に付いたと思います。


3年生の時は2年生の時よりもTOPに絡むことが出来ず、新型コロナウイルスの影響によってILも開催されるか分からない、そんな状況の中で自分が活躍してTOPチームに上がることはもちろんですがセカンドの中で自分には何が求められていて、今何ができて、何が課題で、4年生のいないセカンドを自分達3年生がどう引っ張っていくかセカンドの同期とミーティングをしたりして、毎日試行錯誤を重ねる日々でした。


自分の事だけでなく、チームに対して自分は何が出来るのか。


このチームを自分が勝たせるんだ。


セカンドといえど明治の基準をしっかりと後輩に伝えるんだ。


これまでよりも強い責任感が芽生え、自分の選手としての幅も広がりました。


IL全国大会優勝は、チームとしても個人としても1年間の取り組みが報われてとてもホッとしました。

ただ、TOPチームでは何も出来ていない歯痒さもありました。


4年目の今年、はじめは1番下のチームでしたが、ふとしたチャンスを掴んでからTOPチームで試合に絡むことができています。


初めて紫紺のユニフォームを着て公式戦のピッチに立った、天皇杯予選の山梨学院戦は今でも忘れることができません。


この日の為に自分はこれまで頑張ってきたのではないかと、セカンドでの積み上げてきた時間やもがいてきた時間が報われたように感じました。


この4年間はサッカーでの成長はもちろんですが、西矢健人からサッカーをとれば何が残るのか1人の人間としての魅力や価値はあるのか本気で考えさせられました。


試合に出れなくても、伊藤さんや東山さんのようにどんな時もおかれた立場で全力を尽くしていた先輩の姿を自分はみて明治の4年生のあるべき姿や立ち振る舞いを学んできました。


今度は自分が後輩にどんな時もおかれた立場で全力を尽くし、明治の勝利の為に自分にしかできない事を実直にやり続けたいと思います。


明大サッカーマネジメントやスポンサーの皆様、ファンクラブなどこれまでよりもより身近に多くの方々にサポートをしていただけるような環境になり、自分達の果たすべき責任はより大きくなりました。


日々の取り組みに情熱を持って取り組んでいきたいと思いますし学生の自分達に多くの大人の方々が関わっていただいていることへの感謝を忘れることなく結果での恩返しはもちろんですが、チームの勝利の為に全員がおかれている立場で同じ目標に向かって全力を尽くす姿勢を見せたいと思います。





下級生の頃は早く引退したいと思ったはずが、



今は残りの時間の短さにとても寂しく感じます。



11回の練習に対する想いをこれまで以上に噛み締めています。



今日ももっと強くなりたい、もっと上手くなりたい。



少しでも何か成長したい。



後輩に何か残したい。



明治大学で勝ちたい。



代々の4年生がミーティングやブログで明治への想いを語っていた事が今では凄くわかる気がします。



残り3ヶ月、


少しでも明治大学体育会サッカー部に恩返しができるように



大好きな明治大学のタイトル獲得の為に邁新します!!


そして、最後まで諦める事なく自分の夢を本気で掴み取りたいと思います。



拙い文章でしたが、最後までご覧いただきありがとうございます。

これからも明治大学体育会サッカー部のご支援、ご声援のほどよろしくお願い致します!!


次の4年生の部員ブログは東京ヴェルディユース出身の東山直樹です。先輩、後輩から愛されるキャラクターであり、ピッチではキレキレなドリブルを魅せる東山の最後の部員ブログに期待してください!


【過去のブログ】


「目に見えない部分」1年 西矢 健人





2021年9月21日火曜日

「誰かのために」 1年 鷲見星河

 「誰かのために」

政治経済学部経済学科 1年 鷲見星河 (名古屋グランパスU-18)


誰かのために。何かのために。戦うことの大切さ。この思いが強ければ強いほど自分の力を最大限引き出してくれます。


自分は明治大学体育会サッカー部に入部し、この言葉を強く感じることができました。


今までサッカーをしてきて、感謝や恩返しという言葉をサッカーで体現しようとしてきました。しかし、
本当の意味で体現できていたのかと言われると、まだ自分のために自分が良ければとなっていたと思います。


試合の前日練習で4年生が怪我をし、代わりに自分が試合に出ることになった時、怪我をしてしまった4年生に「任せたぞ。勝ってくれ」と言葉を貰いました。その時、本気でこの人の為に、全力で戦い、勝ってやる。と力が湧きました。


誰かのために、何かのために戦うことが自分のためになり、自分の成長に繋がるのだと実感しました。


感謝。恩返し。この言葉を本当の意味で体現するため「支えてくれている人のために」「応援してくれている人のために」そして、「明治のために」、4年間全力で戦いたいと思います。



拙い文章でしたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。



次回の1年生のブログ担当は青森山田高校出身の内田陽介です。ロングスローと持ち前のスピードでサイドを駆け上がりクロスをばしばし上げます!そんな彼のブログにご期待ください!

2021年9月16日木曜日

「昨日の自分を超えろ」 2年 倉俣健

 


「昨日の自分を超えろ」

文学部 2年 倉俣健(前橋育英高校)


こんにちは。

今回部員ブログを担当させていただきます。

文学部二年の倉俣健です。


まず初めに、新型コロナウイルスが猛威を振るう中、感染拡大防止、治療にご尽力されている医療従事者の方々、関東大学サッカーリーグ戦等の開催にご尽力頂いている関係者の皆様に心より深く感謝申し上げます。ありがとうございます。


「昨日の自分を超えろ」


ここ数ヶ月、常に自分に言い聞かせている言葉だ。明治大学体育会サッカー部では、日々の練習に強さの全てが詰まっている。部員全員が約2時間の練習に対し、最高の準備をして、100%を尽くす。そんな中で、自分がどう目立つかを一年生の時はずっと考えていた。他人と自分を比較して、「もっと強く、上手くならなければ試合に出れない。TOPチームに上がれない」と自分を評価していた。

二年生になってから、私は自己評価の仕方を「昨日の自分を超えているか」に変えた。「常に100%で練習をやって、昨日の自分を超えれることができれば、今日の自分は必ず昨日の自分より成長している」ということに気づいた。

当たり前のことだが、練習についていくのに必死だった一年生と比べて少し心に余裕ができたのかなと感じる。日々成長を感じることが今の自分のモチベーションにも繋がっている。


明治大学体育会サッカー部は、今年で100周年という大きな節目を迎える。偉大な先輩方が創り上げてきた歴史と伝統を胸に、このチームの一員として戦えることに誇りと覚悟を持ち、目標である関東大学サッカーリーグ戦3連覇、インカレ優勝というに向かって日々全力で精進していきたいと思います。


拙い文章でしたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。


次回はマネージャーの山部ちひろです。思ったことをはっきりいうタイプのサバサバ系女子です。チームを最優先に考える素晴らしいマネージャーです。動画作成が上手くて毎回感動させられます!!!

是非期待してください!


【過去のブログ】

「見て学ぶ」 1年 倉俣健



2021年9月14日火曜日

「自分を表現すること」 3年 松原亘紀




「自分を表現すること」 

文学部3年 松原亘紀 (熊本県立大津高校)


こんにちは。


今回部員ブログを担当させていただきます。


文学部史学地理学科地理学専攻3年の松原亘紀です。



気づけば、明治大学体育会サッカー部に入部して3年目。サッカー人生では16年目に突入しています。正直、こんなにも長くサッカー人生を歩んでくるとは思ってもいませんでした。両親、兄弟、友人、小中高の恩師など、数え切れないくらいたくさんの支えがあったからこそ、ここまで歩んでこれたと思っています。


この場を借りて感謝申し上げます。


“ありがとうございます“


その長いサッカー人生の中でも、明治大学体育会サッカー部で日々学ぶものは多く、自分自身まだまだ吸収していかなければいけません。今回はその一部を紹介していこうと思います。



「自分を表現しろ」


これは、入部してからつい最近まで監督によく言われていた言葉だ。1.2年次と練習中に自分のプレーを表現するために必死だった。周りの選手に比べて身体も大きいわけではなく、足も速いわけではない。足元の技術でうまくやろうとしていた。しかし、これはあくまでも”サッカー面だけ表現”しているに過ぎずない。この考え方では、社会ではもちろん、明治大学体育会サッカー部でも通用しない。


もう一つスケールを大きくしてみると、”一人間としての自分を表現”するという意味になる。ピッチ上の顔つき、言動、ワンプレーで”松原亘紀”という人間を表現しなければならない。そしてチームメイト、観客の心を動かさないといけない。これが、この明治大学体育会サッカー部で求められていることだと思う。”サッカー面だけの表現”とのスケールの違いは一目瞭然である。必死にプレーしていた自分を否定するわけではない。もちろん全力だった。ただ、自分自身の視野が驚くほどに狭かったことに気づかされた。


私がこの意味に気づくのにかかった時間が入学して2年半。これを遅いととらえるのか、これからだととらえるのかは自分次第であり、まだまだ学ぶことはたくさんある。日々自分で考え、落とし込む。その作業の繰り返しが、自分のさらなる成長に繋がっていくだろう。



最後までご拝読いただきありがとうございました。これからも日々全力で取り組み、最後に4年生と笑って終われるよう頑張っていきたいと思います。


次回の3年生の部員ブログは北海道コンサドーレ札幌U-18出身の福田心之助です。誰よりも胸を張り、サイドを抜群のスピードで駆け抜ける彼のブログにご期待ください。


【過去のブログ】

「24時間をデザインする」1年 松原亘紀

「10分」 2年 松原亘紀



2021年9月7日火曜日

「立ち位置」1年 馬場惇也


「立ち位置」

文学部文学科 1年 馬場惇也 (ジュビロ磐田U-18)


 

こんにちは。

今回部員ブログを担当させていただきます。

文学部1年の馬場惇也です。


まず初めに、新型コロナウイルスが猛威を振るう中、感染拡大防止、治療にご尽力されている医療従事者の方々、リーグ戦等の開催にご尽力頂いている関係者の皆様に心より深く感謝申し上げます。


私が明治大学体育会サッカー部に入部してから半年が経とうとしています。

これまでに多くのことを学び、毎日のように驚かされる日々が続いています。その中でも私が衝撃を受けた出来事を紹介します。

あるリーグ戦の前々日練習で1人の選手が高いパフォーマンスを発揮し、リーグ戦でスタメン起用、そのリーグ戦では1得点の活躍でチームも勝利しました。その後ずっとトップチームに在籍しています。

その選手は数週間前まではセカンドチームでプレーをしている選手でした。

私はこの出来事から、チーム内の序列はあっという間に変わってしまうものなんだと感じ、とても印象に残っています。

逆にどんなに上手い選手でも、悪いプレーをしてしまうとすぐにセカンドチームに変わってしまいます。私はこんなに序列が目まぐるしく変わるチームは初めてでとても驚きました。

栗田監督はよく「チャンスが来たら掴みにいけ、いつでも掴める準備をしておけ」と仰います。

私はこの残り3年半という限られた時間の中で一日一日の活動を本気で取り組み、常に準備を怠らずチャンスを掴めるよう生活していきたいと思います。


まとまりのない文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございました。


次回の1年の部員ブログ担当者は鷲見星河です。対人戦が強く、足元の技術が高い大型ディフェンダーです。私生活ではゲームが大好きな1年生屈指のゲーマーでもあります。

「今思うこと」4年 石井優輝

  「今思うこと」 4年 石井優輝(昌平高校) こんにちは。 今回部員ブログを担当させていただきます明治大学体育会サッカー部主将の石井優輝です。 今年2回目の部員ブログとなります。今思うことを率直に書きました。 お時間がある方は読んでくださると幸いです。 2月11日木曜日、全体ミ...