2021年10月29日金曜日

「怪我を通して」 2年 山崎稜介

 


「怪我を通して」

政治経済学部経済学科 2年 山崎稜介 (清水エスパルスユース)


こんにちは。

今回部員ブログを担当させていただきます、政治経済学部経済学科2年の山崎稜介です。

まず初めに、新型コロナウイルス感染拡大防止にご尽力頂いている医療関係者の皆様、そして関東大学サッカーリーグ戦をはじめとする大会の運営にご尽力頂いている皆様に感謝申し上げます。


私は今年の6月30日に右膝の怪我の回復のために手術を行いました。怪我名は半月板損傷で、今も復帰に向けてリハビリをしています。今回の部員ブログではこの怪我を通して感じたこと、そして今の思いを書きたいと思います。

私が手術を行うことを病院の先生に宣告されたのは、手術の約2週間前のことでした。去年の春から原因が分からずに長い間痛みに悩まされていたので、原因が分かり安堵したのと同時に、手術するのが初めてということもあり、多くの不安な気持ちがありました。結果的には、無事手術は終わり、大きな問題はなく順調に回復してきています。

私はこの怪我を通して、当たり前は当たり前ではないこと、そして自分がどれだけ多くの人に支えられているか、期待されているか、応援されているかということを改めて感じさせられました。手術の手続きや費用の準備などをしてくれた家族、学年関係なく自分に声をかけて励ましてくれたり、鼓舞をしてくれたり、松葉杖で不自由な期間に気を遣ってくれたサッカー部のみんな、トレーナーをはじめとする自分のリハビリを毎日サポートして下さるスタッフの方々、自分の手術を担当して下さった医師の方々やいろいろな面でサポートして下さった看護師の方々。そして、自分が退院するときに病院まで車で迎えに来てくださった主将の石井さんと三年生の徳永さん。

プロになることが全てではなく、正解ではない。それは自分がこの明治大学体育会サッカー部に入部してから学んだことです。たとえプロサッカー選手になることができなくても1人の人間として価値があり素晴らしい方々ばかりだからです。それでも、自分の夢はプロサッカー選手になることです。この怪我で自分に携わっていただいた方々に、自分がプロサッカー選手になって活躍している姿を見てもらい、恩返しをしたいと強く思いました。

また、自分たち2年生が良くなるために明治大学体育会サッカー部の部員としてどうあるべきかを本気で伝えて下さいっている、石井さんをはじめとする4年生を最後に笑顔で送り出せるように自分が試合に出てチームを勝利に導きたいという想いもありますが、現状はそうはいきません。しかし、立場に関係なくどの立場でもチームのために全力を尽くさなくてはいけません。まだサッカーすることはできないけれど、補助学であったり、声かけであったりチームのためにやれることはたくさんあります。また、自分自身がリハビリのトレーニングを本気で取り組むことが、チームの一人一人に良い影響を及ぼすことだってあります。

この怪我を通して感じたこと、学んだことを無駄にしないように残り2ヶ月、リーグ戦とインカレを獲って4年生を笑顔で送り出せるように、また自分のこれからに繋げられるようにしていきたいです。


先日ある夢をみました。内容は清水エスパルス対ジュビロ磐田との静岡ダービーの試合に自分がエスパルスの選手として出場していたというものです。久しぶりにサッカーをした感覚でとても楽しかったし、何より自分が生まれ育った地元のチームの選手の一員として多くのサポーターの声援の中でプレーしていたことにワクワクが止まりませんでした。いつか自分のサッカー人生のどこでエスパルスのユニフォームを着て活躍したいと思いました。



拙い文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。


次回の2年の部員ブログは、GKの久保賢也です。

普段は寮の同じ部屋の横のベットでパンツ一丁でゲームか漫画を読みながらニヤニヤしていますが、サッカーになると的確なコーチングでチームをまとめ、抜群のセービングでチームの危機を防いでくれます。賢也がどんなブログを書くのか楽しみで仕方ありません。ぜひ期待していて下さい!


【過去のブログ】

「自分にとってサッカーとは」 1年 山崎稜介

2021年10月26日火曜日

「他人基準」 3年 高橋祥太郎


「他人基準」

経営学部経営学科 3年 高橋祥太郎 (中京大中京高校)


こんにちは。

今回部員ブログを担当させていただきます、経営学部経営学科3年の髙橋祥太郎です。


まず初めに、新型コロナウイルス感染拡大に対し、ご尽力いただいている医療従事者の方々、またこのような状況下でもリーグ戦やILその他大会を開催するにあたりご尽力していただいているすべての方々、日頃よりご支援いただいているスポンサーの皆様に感謝申し上げます。


私が明治大学体育会サッカー部に早くも2年半が経とうとしています。明治の強さ、厳しさに衝撃を受けた1年、自身の甘さと課題に気づき積み上げた2年、そして3年目…

私が3年にして感じたのは明治大学体育会サッカー部という環境の素晴らしさです。

ある時、栗田監督がミーティングで「環境が人をつくる。環境は人がつくる。」と仰っていました。つまりこの素晴らしい環境は明治の歴代先輩方が築きあげてくれた土壌であり、この環境を後輩に繋げられるか、さらに良好な環境として発展させていけるかは、私自身、私たち自身にかかっているということなのです。大学サッカーという1年ごとに世代が入れ替わっていく中、明治大学体育会サッカー部が強くあり続けられる理由はここにあると思います。

さて、明治の素晴らしい環境ですが、入部してからは、気づきの連続です。しかしその気づきを得るために必要なものがあります。それが「他人基準」なのです。どれだけ、周りが指摘しようと自分の基準のみに従っていては気づくことができません。ナンバーワンよりもオンリーワンにと言います。しかし自分の基準だけを持っていては成長には繋がりません。厳しいようですが、スポーツでも社会でも他人からの評価を受けないことなど何一つないのだと思います。流されないことはいいことなのかもしれませんが、それは周りを見ないこととイコールではありません。

昨年、私は部員ブログに「こだわるということ」について書かせていただきました。その時、パス一本、クロス一本にこだわるという話をしましたが、そのパスやクロスが何度もずれていたらどうでしょう。蹴り方や回転が一度ずつ違えばわかりませんが何度もずれていては必ず周りから「こだわれ」と声がかかるはずです。この時、周りの声に対して、「こだわっているのに」と思っていては気づきや成長は得られません。自分ではこだわっているつもりでも、周りの基準からすればこだわれていないということだからです。自分が頑張っても、周りがその頑張りを感じなければ足りないということです。はじめは辛く、「なぜ」が頭に浮かぶかもしれません。しかし、この基準を気づかせてくれる環境こそ明治の宝だと思います。

当たり前のことですが、明治という素晴らしい環境での基準は高いです。その基準に対し、自身の基準を上げなければ、成長は得られません。それはすなわち環境の衰退を意味しています。この厳しくも素晴らしい環境をこれからもつなげていくため、これからも厳しい指摘をし、厳しい指摘をされながら環境に成長させられ、環境を成長させていきたいと思います。


拙い文章で長文となってしまいましたが、ここまで読んでいただき誠にありがとうございました。読んでいただいた皆様により一層成長した姿を見せられるようこれからも精進して参りたいと思います。これからもよろしくお願いいたします。


次の3年生の部員ブログは、日大藤沢高校出身の櫻井風我です。3年生きっての快速サイドバックでありながら、お茶目な一面も多く持つ選手です。独特の感性と持ち前の推進力から熱く面白い文章を書いてくれるはずですので、次の部員ブログも楽しみにしていてください!


【過去のブログ】

「進化の日々」 1年 高橋祥太郎

「こだわるということ」 2年 高橋祥太郎


2021年10月22日金曜日

「一生の財産」4年 東山直樹

 


「一生の財産」

商学部商学科 4年 東山直樹(東京ヴェルディユース)


今回部員ブログを担当させていただく、商学部商学科4年の東山直樹です。


まず初めに、新型コロナウイルス感染拡大防止にご尽力頂いている医療関係者の皆様、そして関東大学サッカーリーグ戦をはじめとする様々な大会の開催にご尽力頂いてる皆様に深く感謝申し上げます。



明治大学体育会サッカー部に入部してからあっという間に月日が経ち、この部でプレーすることができるのも残り2ヶ月となった。


そしてこの部員ブログを書くのもついに最終回がやってきてしまった。


人生で最後になるかもしれない今回の部員ブログは、「一生の財産」という題で、この大学4年間を通じて変わった価値観や考え方、新たな気付きや感じていることを率直に綴っていき、少しでも東山直樹がどんな人で何を考えて日々過ごしているのかを知ってもらい、読んでいただいた方の気付きや何かのきっかけになればと思う。


長い文章にはなりますが、5分程で読めるので最後まで読んでいただけたら幸いです。

※読んで損はありません。



入部した一年時の始動日。

「4年間でサッカー選手としても人間としても大きく成長したい。」と大声で抱負を語ったことを今でも鮮明に覚えている。

自分が明治大学体育会サッカー部(以下「当部」と略称)に入りたいと思ったのも、これが一番の理由である。

当部は「プロの養成所ではなく、人間形成の場」である。栗田監督やスタッフの方々からは、プレーはもちろんの事、挨拶や受け答え、立ち振る舞い等、様々なことをご指導頂いている。


下級生時には、仕事に追われ睡眠時間が充分に取れないことや、仕事でミスをすると罰を受けること等、過酷な環境であるということは、二つ上の兄から十分に聞かされていた。

それでもそんな環境に身を置くことで必ず成長できると確信し、当部に入部した。


入部すると初日から先輩方に集められ、出会って間もない私たちに熱いご指導を頂き、組織の偉大さを肌で感じたと同時に、ついに大学生活が始まったという期待感で胸がいっぱいだった。不思議と不安感は一切なかった。


「一年目から試合に出場する」と、大きく期待を膨らませていたが、一瞬で心をへし折られることとなった。トップチームには一切関われず、セカンドチームでも一番下の立ち位置であった。自分のこれまでのサッカーを全否定されたように感じた。トップチームに上がれないことや試合に出れないことを監督やスタッフのせいにしていたこともあった。(下級生は見習わないように)

サッカーもうまくいかず、寮生活や仕事でも先輩に怒られる毎日。周りを見ると壁しかなく、同期の皆で閉じ込められていたような気分だった。その壁を誰が打ち破るのか、誰が越えていくのか、全員が毎日の中で必死にもがいていた。

当時は全力で毎日過ごしていたが、今振り返ると、毎日をこなしていたようにも思える。

一日一日を全力で過ごしてはいたが、その先に何があるのか、どう繋がるのかというのは考えることができていなかった。

上級生になり、チームのことを考える日々や、就職活動を通してこれをとても強く感じた。

特に下級生に指導するときや練習中の声かけ等、自分がチームに良い影響を与えるというのは常に意識している。自分の発言・行動がチームにどう影響を与えるのか。厳しく注意したり、優しく助言したり、時には下級生に主導権を持たせてみたり。正解はなく試行錯誤の毎日である。


「人生は努力の日々。成功と失敗の連続が楽しい。」

これは栗田監督からいただいた言葉である。

元々ポジティブな性格ではあるが、この言葉をいただき、どんな苦境の中でも、その状況を楽しむことができるようになった。

少し考え方や意識を変えるだけで、人生はもの凄く楽しいものになることを深く気付かされた。


サッカー(その他のスポーツも)と私生活は密接に繋がっており、決して切り離すことはできない。

私生活での一つ一つのこだわりが、サッカーのこだわりにも繋がり、私生活の隙がサッカーの隙にも繋がる。

大学にサッカーをしにきたのはもちろんだが、ただサッカーをやっているだけでは一流・超一流のサッカー選手にはなれない。

だからこそ当部では人間形成の部分にもこだわっている。


プロサッカー選手になろうが、社会人になろうが、大事なのは看板がなくなった時のその人の価値(=人間性)である。今は明治大学体育会サッカー部の東山直樹であるが、あと2ヶ月でその看板はなくなる。看板がなくなったときに「東山直樹」としてどんな価値を生み出すことができ、何ができるのか。

これがとても重要であると感じている。



そして大学4年間で私自身が一番大事だと感じているのは、

「なぜ?を大切にすること」である。

なぜ自分が明治大学に入ったのか、なぜ今サッカーをしているのか、監督やスタッフがなぜこの練習をしているのか、なぜ?というのを突き詰めたらどこまででも深堀りすることができる。

そして自分自身のなりたい未来像から逆算をし、今何をしなければならないのか、その未来像になるために何が必要なのかを考えなければならない。

もしその未来像になれなかったとしても、その思考錯誤の毎日には必ず意味があると思う。



冒頭にも書いたが、私は「4年間でサッカー選手としても人間としても大きく成長したい」という想いで当部に入った。

それを振り返った今、達成することはできたと自負できる。

明治大学体育会サッカー部に入ったからこそ今の自分があると思う。

当部に入り本当に良かったと、心から思う。

もちろんまだまだ伸び代はたくさんあり、これからも成長しなければならない点は多々ある。

しかし、この大学4年間は生まれてから22年間で一番濃い4年間になり、自身に関わる全ての人と本気で向き合うことにより価値観・考え方の変化、新たな気付きがあった。

これらは私の一生の財産です。

この財産を握りしめて、更に東山直樹という人間が大きく成長できるように、そして後輩たちに何か残すことができるように、残りの学生生活を謳歌したい。



長く拙い文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。



今シーズンも残り2ヶ月。

関東リーグ、インカレ、ILと残りのタイトルを全て奪取し、後悔なく最後に笑って終われるように部員全員で一つになって邁新していきたいと思います!

今後とも明治大学体育会サッカー部の応援の程、宜しくお願いします!



次回の四年の部員ブログは、マネージャーの野島風菜です。

抜群のスタイルと美貌を兼ね備え、ピッチ外からチームを勝利へと導いてくれる女神です。彼女と話すとなぜか心がリラックスでき、良い意味で力が抜けます。選手・マネージャー誰からも愛される風菜。選手とはまた違った視点で、彼女らしいブログを書いてくれると思うのでぜひご期待ください!


【過去のブログ】




2021年10月19日火曜日

「兄の存在」1年 韮澤廉

 


「兄の存在」
商学部商学科 1年 韮澤廉(青森山田高校)

まず初めに、新型コロナウイルス感染拡大防止対策、そしてリーグ戦など開催にご尽力くださっている沢山の方々に深く感謝申し上げます。

昔から僕は兄を慕っていた。幼稚園の影響もあり、体操を始めた兄の後を追い僕も体操をやるが、常に僕の一つ二つ先には兄がいた。兄が絶対だったし、兄に逆らうことなどできなかった。そんな兄は中学から受験で、体操全国一の中高一貫男子校の門を叩いた。毎朝始発で学校へ行き、終電近い電車で帰ってくる兄。同じ家なのに、出会うことは少なかった。
僕はそんな兄を見ながらも地元の中学の普通の環境で、サッカーをしていた。

僕が青森山田高校でサッカーをしたいと親や監督に言った時は正気か?という顔をされた。それはその通りだ。これまでそのようなことは一切話してこなかったし、高校でサッカーをやるかも曖昧だったからだ。だが、僕が高校のトップレベルでサッカーやりたいと思ったのは間違いなく兄の存在が大きかった。もちろん、やるからには上を目指したいという昔からの気持ちはあったものの、学ぶことにストイックに挑戦し続ける兄の背中をみてとても心が動いたのが大きい。

また、高校では怪我でリハビリ期間が多かったなかで、食事で周りと差をつけたり、やれることを本気でやる兄の姿をみて、僕も負けてられない。といつも刺激をもらっていた。

東京の次のオリンピックを目指す。という兄の強い想いを聞き、明治大学体育会サッカー部という全国一の組織に身を置き挑戦したいと思った。

これまで沢山のことで兄にお世話になり続けてきたので、大学やこれからの人生では「結果」で兄の背中を押したいと思います。


まとまりのない文章ではありましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。


次の一年生のブログは松本山雅FC u-18出身の貝出悠です。
めちゃめちゃ精度の高いクロスの持ち主です。
でも、私生活ではいつも1人でボケてる不思議な子です。
楽しみにして下さい!

2021年10月15日金曜日

「置かれた場所で咲きなさい」 2年 丸山海大

 


「置かれた場所で咲きなさい」
経営学部公共経営学科 2年 丸山海大 (東福岡高校)


今回部員ブログを担当させていただきます。

経営学部公共経営学科2年の丸山海大です。


はじめに、新型コロナウイルス感染症拡大が続く中、ご尽力されている医療従事者の皆様、また関東大学サッカーリーグ戦をはじめとする大会の運営にご尽力いただいている関東大学サッカー連盟や学連の皆様、その他の関係者の皆様に感謝申し上げます。


「置かれた場所で咲きなさい」

この言葉を皆さんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

これは、ラインホルド・ニーバーという米国の神学者の詩の題名にある言葉です。

この言葉の意味は、自分の今置かれている環境で精一杯努力をし、自分の最善を尽くしなさい。という意味です。


私がこの言葉を知ったきっかけは、小学校時代に心に残っている名言を発表する授業があり、名言をほとんど知らなかった当時の自分が必死に名言を探し回った結果、小学生ながらに一番心に響き印象に残った言葉がこの言葉でした。


私がこの明治大学体育会サッカー部に入部してすでに2年目の終盤にさしかかろうとしています。この2年間で感じている自分の想いはまさにこの「置かれた場所で咲きなさい」という言葉が合うのではないかと自分自身感じています。


入部当初、この明治大学体育会サッカー部はプロの養成所ではない。一人の人間として社会にに出た時に通用する、社会の先頭を歩いて行ける人間性を形成することが目的であり、この部の強みであるということを学びました。

この2年間の生活を通して、サッカーに仕事に勉強と今までに経験したことのないような多忙な日々を過ごしてきました。毎日が失敗の繰り返しで、思うように行かないことも多々あり、悩み苦しんだ時間も多くありました。今も自分の課題や欠点と向き合い、毎日成長していることを実感しています。


そんな日々の中で、ふと思ったのがこの「置かれた場所で咲きなさい」という言葉でした。

この言葉の意味は先程述べた通りの意味ですが、捉え方は人それぞれ、その人の置かれている立場によって変わると思います。

例えば、望んでいない土地や会社に不平不満がある人にとっては、この置かれている場所で文句を言っても仕方がない。我慢して最善を尽くすしかないというような捉え方をされるかもしれません。

しかし、私はこの明治大学体育会サッカー部に自ら望んで入部したいと思い、様々な方々の力を借りて今こうして明治大学体育会サッカー部で生活することができています。


私は今の自分の現状に満足はしていません。しかしながら、この明治大学体育会サッカー部という環境には心の底から充実感を感じ、日々成長を実感することの出来る素晴らしい環境であると感じています。この環境の中で、今自分の置かれている立場の中で必死にもがき苦しみながら自分の最善を尽くし、少しでも成長することを常日頃から考えています。


最後に私がこのブログで一番伝えたい思いを記させていただきます。

この詩の続きには、あなたが幸せで、それをあなたが笑顔で示せば、他の人たちもそれがわかり、幸せになります。「輝く」ことを「咲く」というのです。という言葉があります。

私はこの環境で毎日を全力で過ごし、残りの大学生活で大きく、輝く花を咲かせられるように努力していきたいと思います。そして、明治大学体育会サッカー部を応援してくださっている方々や自分を支えてくれている全ての方々に成長した輝く姿を見せられるように、これからも日々努力していきたいと思います。



長くまとまりのない文章でしたが、ご一読頂きありがとうございました。

次回の2年生部員ブログは山崎稜介です。

個性的な学年の中でも異質の面白さを持ち、いつもみんなの笑顔の中心にいる選手です!

リハビリ期間が長く誰よりも苦しい時間を過ごしている彼ですが、自分の信念を持ちひたむきに努力している姿にいつも救われています!

彼の想いの詰まった部員ブログをぜひご覧ください!


【過去のブログ】

「こだわり」 1年 丸山海大


2021年10月12日火曜日

「考動力」3年 遠藤雅己

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「考動力」

法学部法律学科 3年 遠藤雅己 (桐蔭学園高校)


前回の3年の部員ブログを担当した福田より紹介をいただきました、今回部員ブログを担当させていただきます、法学部法律学科3年の遠藤雅己です。

 まず初めに、新型コロナウイルス感染拡大に対し、ご尽力いただいている医療従事者の方々、またこのような状況下でもリーグ戦やその他大会を開催するにあたりご尽力していただいている全ての方々に感謝申し上げます。
 また、日頃よりご支援くださるスポンサーの皆様に心より感謝申し上げます。

 このブログでは、明治大学体育会サッカー部に入部し、今感じていることを自分なりの言葉で書こうと思います。読みにくい部分やまとまりのない文になってしまう部分もあるかと思いますが、最後まで読んでいただけると幸いです。

 「考動力」
これは、リーグ戦が開幕し、3節目の筑波大学との試合の週に行われた全体ミーティングで、栗田監督から「明治を背負う」ことの責任、代々の先輩方が作り上げてきた「明治の価値」はどこにあるのかという話をしていただいた時に仰っていた言葉である。
この明治大学体育会サッカー部は100年という長い歴史を数々の先輩方に支えられ積み重ねられてきた部である。そんな先輩方の作り上げてきた価値を現在の部員である私達が、より高めていかなくてはならない。
価値を高めるということはとても難しく、1人だけの力では絶対に成し遂げることはできない。部員全員の力が合わさらなくては出来ないことである。そもそも価値を高めるには何が必要なのか。

それは明治大学体育会サッカー部の「チームスローガン」そして、明治ビジョン2050にある「変えてはいけないもの」の追求だと考える。
その中で私は「明治大学体育会サッカー部は、『プロの養成所』ではなく『人間形成の場』である。」という「変えてはいけないもの」にある1つを抜粋して話そうと思う。

 この明治大学体育会サッカー部は、長友佑都さんや室屋成さんを筆頭に多くのプロ選手を輩出している。現在在籍している選手の夢も、プロの世界でサッカーをすることであり、その夢に向かって毎日早朝から全力でトレーニングに励んでいる。それだけプロが輩出されているチームでなぜ「人間形成」が求められるのか。
私は、人間形成の努力をしない人に成功はないからだと考える。「サッカー」というものは、長い人生において大切じゃないものの中で、1番大切なものだと私は思う。私たちは社会に出た時にサッカー以外のことでも様々なことにチャレンジしなくてはならないし、サッカー以外のことで社会の一員として生活をしなくてはならない。大学生として過ごす4年間はそんな社会に出る為の準備の時間であり、卒業後に社会に出た時に通用する力を身につけることができる唯一の時間だ。この明治大学体育会サッカー部は、プロの道へ進む選手もいれば、企業へ就職をする選手もいる。歴代の先輩方は、大手企業への就職をしており、やはりそれは人間形成に重きを置いているこの部だからこその偉業だと感じている。
 大学3年目のまだまだ未熟な私がこのようなことを書かせていただくのはおこがましいが、1.2年生にとって、サッカーをする為に入部してきたこの部は、仕事が多く大変だと思う。トップチームに上がれなくて悔しい思いをしてる人や怪我が長引いてなかなか復帰できず辛い思いをしている人もいるだろう。ただ、その経験が人間形成という面において大きく成長に導いてくれることは間違いない。この明治大学体育会サッカー部という環境はどんな状況でも自分次第で、人として成長し、そしてサッカー選手として成長することができる最高の環境だと思う。だからこそ苦しい時、辛い時でも自分を信じて実直にひたむきに本気で毎日を追求してほしい。

 私もやっと少しずつこの環境のありがたみが分かるようになってきた。まだまだ未熟な自分を人間として成長させるために日々を全力で取り組みたい。
私の夢はプロの舞台でサッカーをすることだ。その為にはサッカーで数段階レベルアップしなくてはならない。ただそれと同時に1人の人間としてのレベルを上げる必要がある。この明治大学体育会サッカー部という環境で、自分が成長できるチャンスが様々な所に点在しているこの環境で、自分の可能性をどんどん広げていきたい。
 明治の象徴である4年生になるまで残すところ数ヶ月。今まで以上の覚悟と決意を持って毎日「考動」していきたい。

ダラダラとした長文と拙い文章で読みづらい部分も多々あったと思いますが、ここまで読んでいただき誠にありがとうございました。


読んでいただいた皆様により一層成長した姿を見せることで恩返しをしていきたいと考えております。
これからもよろしくお願いいたします。


次の3年生の部員ブログ担当は、高橋祥太郎です!
私たちの代で唯一の一般生であり、いじられキャラでみんなを笑顔にしてくれます。そんな祥太郎ですが、すごく努力家で強い気持ちと根性の持ち主です。栗田監督からいつも一般生は最後に明治を救うと言われています。祥太郎ならその言葉の通り明治を救う選手になると思います。そんな彼の秘めたる思いが綴られるであろう部員ブログを是非ご一読ください!!


【過去のブログ】

「原石を磨け」1年 遠藤雅己

「掴み取るべし」2年 遠藤雅己

2021年10月8日金曜日

「今の自分」1年 谷口弘樹

 



「今の自分」
農学部食料環境政策学科  1年 谷口弘樹(兵庫県立豊岡高校)
こんにちは。今回部員ブログを担当させていただきます農学部食料環境政策学科の谷口弘樹です。

まず初めに、新型コロナウイルスが猛威を振るう中、感染拡大防止、治療にご尽力されている医療従事者の方々、リーグ戦等の開催にご尽力頂いている関係者の皆様に心より深く感謝申し上げます。

私がマネージャーとして入部してから約5ヶ月が経とうとしている。
こうして私は明治大学体育会サッカー部のマネージャーとして今活動している。

しかし、今の自分はこう思う。

今の自分はマネージャーとして明治に貢献できているのか。
そして、私は毎日を全力で取り組んでいる選手を全力で支えることはできているのか。

このレベルの高い組織で、大学での4年間をマネジャーとして明治に捧げると言う意気込みで入ったが、こうして5ヶ月がたった今本当に貢献できているのか。

選手たちが毎日明治の勝利のため、そして自分の将来のために練習し、生活している。
そんな選手たちに自分はマネジャーとして何ができているのか。

自分自身にはその答えはわからない。

ただ、自分はマネージャーとしてもっと成長しなければいけない。
このことは絶対だと思う。

選手が努力するように、マネージャーも努力し続けなければならない。
選手が明治の誇りと責任を持つように、自分も明治のマネージャーとしての誇りと責任を持たなければいけない。

わからないなりに出来ることはたくさんある。
それを日々の生活の中で見つけて、真摯に向き合っていく。
そして自分が出来る最大限のことを考え取り組む。
今はこれを繰り返していく。
そうして、「明治のマネージャー」に少しでも近づきたい。

自分が良い影響を与えられる存在になる。
選手にもっと信頼されるマネージャーになる。
明治の勝利に貢献出来るマネジャーになる。
本当の意味での明治の一員に私はなる。
それが私の目標だ。



拙い文章でしたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

次回の1年生の部員ブログの担当者は青森山田高校出身の韮澤廉です。みんなからの信頼があり、1年生をひっぱってくれるGKです。

楽しみにお待ちください!

2021年10月5日火曜日

「必要のないプライド」1年 内田陽介

 


「必要のないプライド」
政治経済学部政治学科 1年 内田陽介(青森山田高校)

こんにちは。
今回、部員ブログを担当させていただきます。
政治経済学部1年の内田陽介です。

まず初めに、新型コロナウイルスが猛威を振るう中、感染拡大防止、治療にご尽力されている医療従事者の方々、リーグ戦等の開催にご尽力頂いている関係者の皆様に心より深く感謝申し上げます。

明治大学に入り半年以上が経ちました。
ここでは明治大学に入学した時のことを書こうと思います。


「プライドは心の奥にしまっておけ」


この言葉は入学して、一年生だけの練習の時に栗田監督から私たちに頂いた言葉です。私はこの言葉に救われました。

高校時代に青森山田でやってきたという自信やプライドがあり、大学でも活躍し続けるということを頭の中で描いていました。

しかし、いざ入学して初めてTOPチームに入った時、想像していた事よりもギャップが多々あり、挫折と失敗を多くしました。

青森山田だからとか高校選抜だからとか関係なく、ステージが変わればスタートラインは一緒。過去の栄光は関係ない。

栄光にいつまでもしがみついていると気づいた時には上を見ている人に置いていかれる。上手くいかない時に指先を外に向け相手のせいにする。

実際試合の時、必要のないプライドが邪魔をして、プレーが合わなかった時に要求を素直に受け入れることが出来ず、高校の時だったら合っているのにと少しは心のどこかで思う事があったと思う。

指先をいつまでも外に向けてると、何も成長しない。誰にも信頼されない。

そこで自分を見つめ直し、自分の考えや行動に原因があると気付き、思考を変え、この言葉のおかげで立ち直れたと思う。

限られた大学生活の中で、自分がどうなりたいのか、何をやっていくべきなのかを落とし込みながら広げていき、新しくスタートしたこの環境で、泥臭く、野心を持って日々切磋琢磨しながら今後も学び、常に上を目指してチャンスを掴めるように取り組みたいと思います。

拙い文章でしたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

次回の1年の部員ブログ担当者は谷口弘樹です。真面目で周りに気を使え、信頼されるマネージャーです。彼の一発芸は周りを笑顔にします。

是非次回も期待してください。

2021年10月1日金曜日

「見合っているか」2年 山部ちひろ



 こんにちは。

今回部員ブログを担当させていただきます。
国際日本学部2年の山部ちひろです。

はじめに、新型コロナウイルス感染症拡大に際して、今も最前線で戦ってくださっている医療従事者の皆様、また関東大学サッカーリーグ戦をはじめとする大会の運営にご尽力いただいている関東大学サッカー連盟、学連の皆様に感謝申し上げます。

正直私は迷子になっていました。

2歳から音楽を始め、スポーツ、勉強と、努力の成果が結果や評価に直結するものしかやってこなかった私は、それらを通して目標を持って努力することが大好きになりました。しかし、人生で始めてマネージャーという競争や直接的な勝ち負けのない立場になった時、思いがけず自分の力をどう出せば良いのかわからなくなってしまっていました。

目指すものがあまりにも抽象的で何を目指し努力したら良いのか分からず、長い間自分の有り余る気持ちと力をどこに向ければ良いのか分からずにいました。

だから、知り合って間もない人に何か部活やってるの?と聞かれて答え、凄いね!と褒めていただいても、同じチームにいるにも関わらず選手の努力量に見合う仕事が出来ていないという自覚がある自分は、ただ凄い集団に入れてもらっただけだ、と素直に喜べずにいました。

本当の意味で部の一員になれているのか自信がありませんでした。ただ凄い人たちにくっついているだけで満足なんてしたくないし出来ないからこそ喜べないのに、いくら考えて行動してみても、なかなか答えが見つからずにいました。

そんな中、先月中旬頃、初めて急ぎで作らなければならない部の動画が一気に溜まり、編集に追われていた期間がありました。大した編集技術もない上に機械に弱い私は、ただでさえ時間がかかるのに、パソコンにエラーが起こったりデータが消え、その度に半泣きになりながら戦いました。気づいたら朝になっていることもあって生活リズムが乱れ、吐き気のする日もありました。

しかし、こんなにも追い込まれ必死になって部の仕事ができたのは初めてで、達成感があったしその時初めて、自分は努力した、選手たちの努力量に見合うほどの仕事をしたと言えるくらいの自信を持つことができました。

そして、これまで毎日部活に行けないことに物足りなさを感じていたけれど、チームのためにという思いを持ち続けていれば、どこで何をしようが関係はなく、自分の中に軸を保ち続けられるということに気がつきました。


先日、夏の長い活動休止期間やリモート観戦を挟み、久しぶりにリーグ戦のプレスに入りました。

大雨の中でぐちゃぐちゃになったピッチの中でも、勝つために泥まみれになることを少しも厭わず全力で走り身を投げ出して戦う選手たちを久しぶりに間近で見て、改めてこの人たちは凄いと圧倒されました。

自分の4時起きなんてなんともなく感じさせられるくらい彼らは朝早くから用具の準備をするし、米だって研ぎます。平日は練習が終わったら学校に行って授業も受けるし、土日は自分の試合や練習が終わった後にも別のカテゴリーの運営や審判もします。その他にも私には見えないところで、グランド外で、サッカーをするために沢山苦労しています。

これまではそんな姿を見て、あまりにも広範囲をカバーしてしまう選手たちに対するマネージャーとしての自分の力に限界を感じていました。

しかし夏に一度マネージャーだからこそできる仕事で限界まで行ってみた今は、選手たちに負けていられない、自分にも出来ることはあるから見合うくらいやってやろうと思うことが出来ました。

このチームや歴史を宇宙としたら、本当に私は土星の周りに浮いているゴミ粒1つ程度の存在に過ぎないけれど、自分の努力の成果が出るのは間接的ではあるけれど、チームの結果に対して自分も貢献したと胸を張って言えるよう頑張ろうと思いました。烏滸がましくても凄いねと言われたらそうなんです凄いんです!と言えるくらい自分に出来ることを探し努力しようと思いました。

選手たちを直接サポートできるのはグランド内のみです。

だけど、ファンクラブの運営だって学連だって何だってたどっていけば最終的にはチームや選手に行き着きつきます。

幸い私には素敵な同期の選手たちやマネ江口と日本一になるという大きなモチベーションがあるので、それを達成するまで強い気持ちを絶やさず残り約2年間過ごしていきたいと思います。

チームや日々全力で戦う選手たちにも、今思うとあり得ないほどの時間と手間をかけて自分をこの大学に入れて下さった高校の先生方にも、自分の考えをいつも否定せず後押ししてくれる親にも恥じないような姿勢で大学生活を過ごしたいと思います。

拙い文章でしたがご一読頂きありがとうございます。

次回の2年生部員ブログは丸山海大です。
昨年冬のILから、今年はリーグ戦に数多く出場している頼れるセンバです!普段は何を言っているのかよく分からないことが多いですが、試合になると仲間にはっきり厳しく要求ができる人で、ギャップ萌えですね^ ^
きっと素敵なブログを書いてくれます!
ぜひご覧ください!

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「Outside my comfort zone」1年 山部ちひろ