2021年10月29日金曜日

「怪我を通して」 2年 山崎稜介

 


「怪我を通して」

政治経済学部経済学科 2年 山崎稜介 (清水エスパルスユース)


こんにちは。

今回部員ブログを担当させていただきます、政治経済学部経済学科2年の山崎稜介です。

まず初めに、新型コロナウイルス感染拡大防止にご尽力頂いている医療関係者の皆様、そして関東大学サッカーリーグ戦をはじめとする大会の運営にご尽力頂いている皆様に感謝申し上げます。


私は今年の6月30日に右膝の怪我の回復のために手術を行いました。怪我名は半月板損傷で、今も復帰に向けてリハビリをしています。今回の部員ブログではこの怪我を通して感じたこと、そして今の思いを書きたいと思います。

私が手術を行うことを病院の先生に宣告されたのは、手術の約2週間前のことでした。去年の春から原因が分からずに長い間痛みに悩まされていたので、原因が分かり安堵したのと同時に、手術するのが初めてということもあり、多くの不安な気持ちがありました。結果的には、無事手術は終わり、大きな問題はなく順調に回復してきています。

私はこの怪我を通して、当たり前は当たり前ではないこと、そして自分がどれだけ多くの人に支えられているか、期待されているか、応援されているかということを改めて感じさせられました。手術の手続きや費用の準備などをしてくれた家族、学年関係なく自分に声をかけて励ましてくれたり、鼓舞をしてくれたり、松葉杖で不自由な期間に気を遣ってくれたサッカー部のみんな、トレーナーをはじめとする自分のリハビリを毎日サポートして下さるスタッフの方々、自分の手術を担当して下さった医師の方々やいろいろな面でサポートして下さった看護師の方々。そして、自分が退院するときに病院まで車で迎えに来てくださった主将の石井さんと三年生の徳永さん。

プロになることが全てではなく、正解ではない。それは自分がこの明治大学体育会サッカー部に入部してから学んだことです。たとえプロサッカー選手になることができなくても1人の人間として価値があり素晴らしい方々ばかりだからです。それでも、自分の夢はプロサッカー選手になることです。この怪我で自分に携わっていただいた方々に、自分がプロサッカー選手になって活躍している姿を見てもらい、恩返しをしたいと強く思いました。

また、自分たち2年生が良くなるために明治大学体育会サッカー部の部員としてどうあるべきかを本気で伝えて下さいっている、石井さんをはじめとする4年生を最後に笑顔で送り出せるように自分が試合に出てチームを勝利に導きたいという想いもありますが、現状はそうはいきません。しかし、立場に関係なくどの立場でもチームのために全力を尽くさなくてはいけません。まだサッカーすることはできないけれど、補助学であったり、声かけであったりチームのためにやれることはたくさんあります。また、自分自身がリハビリのトレーニングを本気で取り組むことが、チームの一人一人に良い影響を及ぼすことだってあります。

この怪我を通して感じたこと、学んだことを無駄にしないように残り2ヶ月、リーグ戦とインカレを獲って4年生を笑顔で送り出せるように、また自分のこれからに繋げられるようにしていきたいです。


先日ある夢をみました。内容は清水エスパルス対ジュビロ磐田との静岡ダービーの試合に自分がエスパルスの選手として出場していたというものです。久しぶりにサッカーをした感覚でとても楽しかったし、何より自分が生まれ育った地元のチームの選手の一員として多くのサポーターの声援の中でプレーしていたことにワクワクが止まりませんでした。いつか自分のサッカー人生のどこでエスパルスのユニフォームを着て活躍したいと思いました。



拙い文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。


次回の2年の部員ブログは、GKの久保賢也です。

普段は寮の同じ部屋の横のベットでパンツ一丁でゲームか漫画を読みながらニヤニヤしていますが、サッカーになると的確なコーチングでチームをまとめ、抜群のセービングでチームの危機を防いでくれます。賢也がどんなブログを書くのか楽しみで仕方ありません。ぜひ期待していて下さい!


【過去のブログ】

「自分にとってサッカーとは」 1年 山崎稜介

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