2021年9月25日土曜日

「明治大学への想い」 4年 西矢健人

 


「明治大学への想い」

商学部商学科 4 西矢健人(大阪桐蔭高校)


こんにちは。

今回部員ブログを担当させていただきます、商学部商学科4年の西矢健人です。


まず初めに、新型コロナウイルス感染拡大に対し、ご尽力いただいている医療従事者の方々、またこのような状況下でもリーグ戦やILその他大会を開催するにあたりご尽力していただいているすべての方々に感謝申し上げます。


早いもので明治大学での4年目を迎え、3歳からスタートしたサッカー人生も19年目を迎えました。


学生最後の部員ブログということで、何を書こうかとても悩みましたが明治大学への想いを綴ってみたいと思います。


自分が明治大学体育会サッカー部というものを初めて感じたのは、高校2年生の夏に総理大臣杯で大阪に来ていた明治大学と練習試合を行った時でした。


サッカーの質はもちろんの事、試合前後の立ち振る舞いや、1人の人としてのレベルの高さに驚きました。


その時に自分の中で


明治大学でサッカーがしたい。

この人たちのように1人の人間としてもかっこよくなれるように成長したい。


と感じたのを鮮明に覚えています。



入部が決まった時には、サッカー以外の寮生活や上下関係などが厳しいことの不安よりもここでサッカー出来るという喜びに満ち溢れていました。


明治大学に入るとすぐに、「人間的に成長し、プロサッカー選手になる為に1日でも早くTOPの公式戦に出る」という目標がとても険しく難しいものであることを痛感させられました。


1年生の時は、1回もTOPに絡むことすらできずセカンドでILを闘う日々でした。


2年生の時は、TOPチームでの時間も少しありましたが、ほとんどがセカンドでした。


TOPに上がっても、縮こまって自分のプレーが何も出来ずにミスを連発し練習後のミーティングで佐藤亮さんに名指しで怒られたことを今でも思い出します。


下級生の頃は、サッカーが上手くいかないことや怪我が多かったことに加えて、寮生活での仕事がきつく時に辞めたいなと思うぐらい精神も肉体もきついものでした。


この期間で精神的にも肉体的にもタフになる事ができましたし、周りへの気配りや考える深さ、何事もポジティブに捉える事の重要性、自分の出来る事を考え続けることが身に付いたと思います。


3年生の時は2年生の時よりもTOPに絡むことが出来ず、新型コロナウイルスの影響によってILも開催されるか分からない、そんな状況の中で自分が活躍してTOPチームに上がることはもちろんですがセカンドの中で自分には何が求められていて、今何ができて、何が課題で、4年生のいないセカンドを自分達3年生がどう引っ張っていくかセカンドの同期とミーティングをしたりして、毎日試行錯誤を重ねる日々でした。


自分の事だけでなく、チームに対して自分は何が出来るのか。


このチームを自分が勝たせるんだ。


セカンドといえど明治の基準をしっかりと後輩に伝えるんだ。


これまでよりも強い責任感が芽生え、自分の選手としての幅も広がりました。


IL全国大会優勝は、チームとしても個人としても1年間の取り組みが報われてとてもホッとしました。

ただ、TOPチームでは何も出来ていない歯痒さもありました。


4年目の今年、はじめは1番下のチームでしたが、ふとしたチャンスを掴んでからTOPチームで試合に絡むことができています。


初めて紫紺のユニフォームを着て公式戦のピッチに立った、天皇杯予選の山梨学院戦は今でも忘れることができません。


この日の為に自分はこれまで頑張ってきたのではないかと、セカンドでの積み上げてきた時間やもがいてきた時間が報われたように感じました。


この4年間はサッカーでの成長はもちろんですが、西矢健人からサッカーをとれば何が残るのか1人の人間としての魅力や価値はあるのか本気で考えさせられました。


試合に出れなくても、伊藤さんや東山さんのようにどんな時もおかれた立場で全力を尽くしていた先輩の姿を自分はみて明治の4年生のあるべき姿や立ち振る舞いを学んできました。


今度は自分が後輩にどんな時もおかれた立場で全力を尽くし、明治の勝利の為に自分にしかできない事を実直にやり続けたいと思います。


明大サッカーマネジメントやスポンサーの皆様、ファンクラブなどこれまでよりもより身近に多くの方々にサポートをしていただけるような環境になり、自分達の果たすべき責任はより大きくなりました。


日々の取り組みに情熱を持って取り組んでいきたいと思いますし学生の自分達に多くの大人の方々が関わっていただいていることへの感謝を忘れることなく結果での恩返しはもちろんですが、チームの勝利の為に全員がおかれている立場で同じ目標に向かって全力を尽くす姿勢を見せたいと思います。





下級生の頃は早く引退したいと思ったはずが、



今は残りの時間の短さにとても寂しく感じます。



11回の練習に対する想いをこれまで以上に噛み締めています。



今日ももっと強くなりたい、もっと上手くなりたい。



少しでも何か成長したい。



後輩に何か残したい。



明治大学で勝ちたい。



代々の4年生がミーティングやブログで明治への想いを語っていた事が今では凄くわかる気がします。



残り3ヶ月、


少しでも明治大学体育会サッカー部に恩返しができるように



大好きな明治大学のタイトル獲得の為に邁新します!!


そして、最後まで諦める事なく自分の夢を本気で掴み取りたいと思います。



拙い文章でしたが、最後までご覧いただきありがとうございます。

これからも明治大学体育会サッカー部のご支援、ご声援のほどよろしくお願い致します!!


次の4年生の部員ブログは東京ヴェルディユース出身の東山直樹です。先輩、後輩から愛されるキャラクターであり、ピッチではキレキレなドリブルを魅せる東山の最後の部員ブログに期待してください!


【過去のブログ】


「目に見えない部分」1年 西矢 健人





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