2021年5月28日金曜日

「集大成」4年 越智英行

 


「集大成  

情報コミュニケーション学部 
4
 越智英行(ジェフユナイテッド市原・千葉U18)



今回部員ブログを担当致します、情報コミュニケーション学部4年の越智英行です。


まず初めに、新型コロナウイルス感染拡大防止、治療にご尽力されている方々に、深く御礼申し上げます。



私たち4年生に残されている時間は約7ヶ月。選手、マネージャー全員が人生の大きな岐路に立ち、自分と真剣に向き合い、夢と現実の狭間で葛藤している。 


多くの人に支えられ3年前の2月に入寮してから人生で最も濃い激動の日々を過ごした。それぞれが様々な悩みや苦しみを抱えながら、共に日本一の歓喜を味わう為、試合に出てチームの勝利に貢献する為に朝6時から毎日2時間の練習に全てを懸ける。たとえ上手くいかなくてもその悔しさを胸の奥に秘め、明治の一員として与えられた立場で全力を尽くす。そんな明治大学体育会サッカー部での日常、そして自分のサッカー人生が終わるかも知れない時は刻一刻と近づいている。紫紺のユニフォームを着て公式戦に出場する為、残りの時間を11秒無駄にすることなく、限界の壁を超え後悔なくやりきる。そして、同期で積み重ねた4年間の集大成を結果・姿勢で表現する。



「邁新」

100年の歴史を繋翔し、信念を持って新たなことに挑み続ける。


代々の先輩方が魂を込めて作り上げた明治大学体育会サッカー部の不変的なものをベースに、新たな価値を創造し続ける。そして、リーグ戦開会式での「観客の皆様や困難な状況にある方々に勇気や感動、明日への活力を届ける。」という石井の言葉を部員全員が体現し、明治大学体育会サッカー部が大学サッカー界、スポーツ界の価値を高める存在になる為貢献していきたい。



拙い文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。


明日は駒澤大学との重要な一戦です。部員全員の想いをひとつに勝利を掴み取りたいと思いますので、ご支援、ご声援の程、よろしくお願い致します。


そして次回の4年部員ブログ担当者は、稲見哲行です。3年間を同部屋で過ごした私の大親友であり、豊富な運動量と球際の強さで勝利を手繰り寄せる明治の心臓です。副主将としての熱い思いを語ってくれるでしょう!


今後とも、明治大学体育会サッカー部をよろしくお願い致します。



【過去のブログ】

「自分を変えるのではなく加える」 1年 越智英行

「秤」2年 越智英行

「今できること」3年 越智英行

2021年5月25日火曜日

「4年という確立された時間」 1年 永田倖大

 


「4年という確立された時間」
商学部 商学科 1年 永田倖大 (サガン鳥栖U-18)


こんにちは。この度、部員ブログを担当させて頂きます。
商学部商学科1年の永田倖大です。

まず初めに、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止、治療にご尽力されている方々に深く感謝いたします。ありがとうございます。
私のブログが皆様の力に少しでもなれたら幸いです。


明治大学体育会サッカー部に入部して、2ヶ月が経ちました。
今まで経験したことのない生活や練習の強度に日々驚かされ、多くの気づき、学びがあり、とても充実した生活を送れていることに心から感謝しています。
私は、明治大学体育会サッカー部、家族から4年という確立されたとても貴重な時間をプレゼントしてもらいました。
この時間というのは、自分が卒業するまで自分自身の成長のために存分に使うことのできる完全に確立された時間です。また、自分の人生を決める大きな分岐点になると私は思っています。
だからこそ、日々全力でサッカー、勉強そして私生活に打ち込まなければいけないし、4年後、後悔しないために日々、自問自答して自分の中の自分と戦わなければいけません。

今、こうやって明治大学体育会サッカー部に入部し、プレーできているのもサガン鳥栖U-18で、苦しみ、悩み、成長するために試行錯誤した自分自身とそれを身近で支えてくれた鳥栖のスタッフ、仲間そして家族がいたからだと私は思います。
上に上っていくためには、必ず成長の壁が目の前に立ち塞がってきます。これは、レベルの高い環境に行けば行くほどより困難な壁になります。
私も、明治大学体育会サッカー部に入部して、今、とても大きな壁にぶつかっていますし、これから先想像したことのない壁にぶつかると思います。この壁を突破し、さらに上のステージに行くためにはどうすればいいのか。何が必要なのか。


そう考えたとき私は、「傾聴力」、「しつこく」という言葉に辿り着きました。


明治大学体育会サッカー部の部員は、皆、全国各地の主力だった人たちです。
だから、良い意味で、自分の考えと違う人が多くいて、それぞれが自分の芯を強く持っているから、発する言葉に力があります。
全寮制ということもあり、他の大学では絶対に味わうことのできない刺激を明治大学体育会サッカー部でもらっています。
だからこそ日常に飛び交う選手の言葉、監督、コーチ、トレーナーの言葉に誰よりも真剣に、素直に耳を傾け、より多くのことを吸収することが、選手としての最低限の心構えと、姿勢だと思います。

もう一つの「しつこさ」。
それは、自分自身が調子が上がらないとき、くすぶっているときなどに、常に自分に問いかける言葉です。調子の波がでてしまうのは、正直仕方のないことです。しかし、自分の中で、「しつこく」と問いかけると、自然と頑張ることができるし、何しろどんなにきつくても折れないです。これはピッチ外でも同じで、筋トレや体幹トレーニングの時など自主練習の時、また勉強でも、どんなにきつくても「しつこく」と自分に喝を入れ続けることが、自分自身を大きく成長に導いてくれます。
この4年間というのは、今後の人生の大きな財産となります。この財産をより大きいものにするために、「今」ここに強烈なスポットライトをあて、しつこく、謙虚に日々、成長していこうと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
今コロナで、大変苦しく、つらいとは思いますが、決してめげずに、しつこく強く生きてください。コロナが収まり皆様の笑顔が少しでも増えることを願っています。

これからも明治大学体育会サッカー部の応援をよろしくお願いします。
 

次の1年生のブログは前橋育英高校の中村草太です。彼は風を切り裂くスピードとドリブルを兼ね備え、とてもユニークな選手です。
そんな彼が書くブログはきっと見る人全てを笑顔にしてくれると思います。
是非楽しみにしていてください。



2021年5月21日金曜日

「「インプット」と「アウトプット」」 2年 田中克幸

 


「インプット」と「アウトプット」
商学部 商学科 2年 田中克幸 (帝京長岡高校)


こんにちは。
今回部員ブログを担当させていただきます。商学部商学科2年の田中克幸です。

まず初めに、新型コロナウイルス感染拡大防止対策、そしてリーグ戦など開催にご尽力くださっている沢山の方々に深く感謝申し上げます。


私は、「インプット」と「アウトプット」について話したいと思います。

皆さんインプットとアウトプットはどういうことだと思っていますか?

「インプット」
読書や頭がいい人の話を聞いて学ぶことなど
「アウトプット」
日記や学んだことを話したり投稿するなど

と、思っている人も中にはいると思います。
これは、ただその行為を目的とし自己満足でやっている場合が多いように思います。

しかし、
私が思う「インプット」と「アウトプット」とは…

自分の心を動かしたものだけが「真のインプット」
人の心を動かしたものだけが「真のアウトプット」

だと思います。

心が動いていないことはただの行為だけであって
自分だけでなく他人にも無意味な時間だと思います。

心が動いている時間だけが記憶に残る時間。
そして、充実した人生を生きている時間です。

少しでも自分の心を動かすことに出会い
人の心を動かせる人生はとても素晴らしいことだと思います。
これは自分にとっても他人にとっても人生が価値あるものになると思います。

明治大学体育会サッカー部にいる私は日々の練習、私生活から心を動かされており、とても充実した生活を送れている。
この明治大学体育会サッカー部はこれまで多くの人の心を動かしてきた。その明治大学体育会サッカー部の一員として、サッカーだけでなく一人の人間としても、「人に影響を与える影響力ある人間に」なれるよう毎日全力で取り組みたいと思います。


まとまりのない文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
これからも明治大学体育会サッカー部の応援をよろしくお願いします。


次の2年生の部員ブログはFC東京U-18出身の岡哲平です。
彼は体も声もすごく大きいです。そんな彼の声でいつもチームが元気付けられており、チームに欠かせない存在です。
そんな彼のブログを読むときっと元気付けられると思うので是非楽しみにしていて下さい。



【過去のブログ】


2021年5月18日火曜日

「もがいた先」3年 鈴木舜平


「もがいた先」

商学部 商学科 3年 鈴木舜平 (FC町田ゼルビアユース)


こんにちは。

今回部員ブログを担当させていただきます。

商学部商学科3年の鈴木舜平です。


まず初めに、新型コロナウイルス感染拡大防止対策、そしてリーグ戦開催にご尽力くださっている沢山の方々に深く感謝申し上げます。


明治に入部して3年目。

少しずつ学校や私生活で余裕がでてきた。

大学では1.2年生の頃と比べ授業も少なくなり自分の時間がとても増えた。

そこで、上級生になりどうやって後輩に、明治に還元していくか、どうやって自分自身を成長させるか、そんなことを考えながら日々生活するようになった。また、自分がしている行動や発言が今のチームや来年、再来年のチームに直接的に関わってくる。自覚と責任を持って行動や発言をしたいと強く感じる。


人との繋がりの中でどのようにして人間形成を行っていくか、一人の人間としての価値をどのように高めていくかサッカーを通して日々追求している組織である。大好きなサッカーでも時として挫折や苦しみを感じる時がある。そんな時、自分と向き合うことなく原因を他者に向けることで現実逃避したくなるときもあった。しかし、問題に真正面からぶつかり、悩み苦しんで、様々な人との関わりの中で自分の力で道を切り開き、その道を自分の色にしていけるかがとても大切なのである。そして、どんなに辛くても決して下を向かず、挫折を糧にもっと成長しようと、モチベーションを上げてくれる仲間がいる。

全部員が、明治の為に全力を尽くし、死ぬ気で戦い、明治に全てを捧げる。試合に出場できなくても、明治を代表する選手を死ぬ気で応援し、共に全力で戦う。毎日を自分と向き合い、もがき苦しんで積み重ねた結晶がピッチに立った時に現れることは過去の先輩方が証明している。


最後に、たくさんの人の支えによって今の私があるし、誰かの犠牲の上に当たり前に生活できている自分がいる。私の歩んできた道を振り返ると常に誰かの支えや応援してくれる人、後押ししてくれる人の力によって支えられていたのだと感じる。その方たちに恥じないためにも自分なりに成長を繰り返してもがき、葛藤して一歩ずつ進みたいと思う。


まとまりのない文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

これからも明治大学体育会サッカー部への応援をよろしくお願い致します。


次の3年生の部員ブログは浦和西高校出身の森喜紀です。どの角度からでも強烈かつ正確無比なシュートを叩き込むFWです。驚くほど豪快なプレーである彼の部員ブログを是非楽しみにして下さい!


【過去のブログ】

「継続する力」 1年 鈴木舜平

「想い」 2年 鈴木舜平


2021年5月14日金曜日

「たぶん死ぬ時も完璧じゃない」4年 今村彩乃



 「たぶん死ぬ時も完璧じゃない」

理工学部 機械工学科 4年 今村彩乃



こんにちは。

この度部員ブログを担当させていただきます、明治大学理工学部機械工学科4年の今村彩乃です。


早いもので気づけば最高学年となり、今まで本当に多くのことに気づかず過ごしていたんだなと痛感する日々を送っております。



暗いニュースが日々流れ、それでもデジタルメディアの“とどらない”という性質にすがるかのように、どこか他人事で済ませようとしている自分がいます。


思い描いていた大人の像とはだいぶ違う今の自分に、

言い訳に近い理由をつけて時間稼ぎをする。


迷いが生まれ、焦りが生まれ、

おいおい自分めちゃくちゃ病んでないか?!と少しだけ可笑しくなって、やっと肩の力が抜けるのです。



以前父に、

「大人って成長し切ってもいないし、完璧じゃないんだね」

と話したことがあります。

21歳にもなって、自分が全然しっかりしてないのがすごく悔しかったから。


その時父にこう言われました。

「そりゃーお前、君たちみたいな若造と俺らが同じであってたまるか。

社会人になったってずーっと成長していけなきゃ困るぜ?」



お、たしかに、と思いました。

完璧でないということは、成長の余地があるということ。

考えてみれば当たり前ですが、“今”に精一杯になると、やっぱり目の前しか見えなくなってしまいます。



どんなに好きなことでも、

突き詰めていけば「楽しい!」だけでは済まされなくなってきます。

きっと選手たちも日々そんな壁にぶち当たっているのでしょう。


それでもなにくそと挑み続ける一人ひとりの、力強い矢印がそろうとき、

日本一が垣間見える瞬間があります。


今は見ることができませんが魂のこもった応援や、全国大会でのアップの声、笛が鳴る最後の瞬間まで仲間に声をかけ続ける姿。

身体が震える感覚を今でも忘れません。



今年に、なにひとつ保証なんてありません。


それでも、挑戦し続けた先に後悔は残らない。


だからわたしも成長に貪欲に、

邁新していこうと思います。



次回の4年の部員ブログ担当は越智英行です。

彼は、全要素がおもしろいです。

物腰がとても柔らかく、周りをよく見ています。

そして、よく中身のない会話を交わします。

この前縫い物をしてあげたら、お礼にカントリーマアムをくれました。ここ最近で一番嬉しかったことかもしれません。


ぜひご期待ください!



【過去のブログ】


「きれいごと」1年 今村彩乃

「拠り所」2年 今村彩乃

「コンピュータと喋れたらいいのに」3年 今村彩乃

2021年5月11日火曜日

「未知へのチャレンジ」 1年 常盤亨太

 


「未知へのチャレンジ」
法学部 法律学科 1年 常盤亨太(FC東京U-18)


こんにちは。

今回部員ブログを担当させて頂きます。法学部法律学科1年の常盤亨太です。

まず初めに、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止、治療にご尽力されている方々に深く感謝申し上げます。



私が明治大学体育会サッカー部に入部してから2ヶ月が経ちました。「日本1の組織」での2ヶ月間で感じたものを書きたいと思います。


人生19年目にして初めての部活動、Jの下部組織出身の自分がどれだけ素晴らしい設備や環境のもと、サッカーをさせてもらっていたか、どれだけ甘やかされていたかを痛感させれる日々である。


そして新しい環境の中で自分に足りないものが毎日、次々と浮き彫りになってくる。


私が明治大学体育会サッカー部に入部した理由は練習参加をした際、衝撃を受けたからだ。朝6時から強度の高い対人メニューに取り組み、1人1人が上に行くために追求し、お互いに高いレベルを求め合い、軽いプレーには他の選手から檄が飛ぶ。


プレーだけではない。1つのセッションごとの移動のスピードや外からの声かけ、返事1つとっても全てが衝撃的であった。


ピッチ内外において日本1の組織であると感じ、そしてこの環境でチャレンジしたいと思った。


その明治大学体育会サッカー部の一員となったが、私が感じた衝撃を私自身、明治に関わる全ての人に与えられていないと思う。
そこには自分の甘さがあるからだ。


では甘さとは何か。この組織に入って言われることは、全力を出し切ること、やりきること、実直に取り組むこと。どれも私に足りていないものだ。
ここまででいいや。これはキツいな。この程度までやれば大丈夫かな。すぐに頭の中で考えてしまい、それよりも重要な、がむしゃらにやり、不格好でももがくことが足りていない。


また、要求された事に対して無理だと思うと勝手に線を引き、自身の未知への領域にチャレンジをしようとしない。良い意味ではずる賢いとも言えるが、実直に取り組まなければ、今までと変わらない成長スピードで殻を破れず、この組織に入った意味がない。


「未知へのチャレンジ」これからはこの言葉を大切に、今までの価値観を一度壊し、実直な姿勢でもがき、自分の未知の領域に対して常にチャレンジし、一回りも二回りも大きな人間、選手になりたいと思う。



長くなりましたが最後までお読み頂きありがとうございます。これからも明治大学体育会サッカー部の応援をよろしくお願いします。


次の1年生の部員ブログはサガン鳥栖U18出身の永田倖大です。彼は強靭な肉体で相手の攻撃を潰すプレーからは想像出来ない天然で不思議な男です。そんな彼は不思議で面白い文章を書いてくれるはずなので楽しみにしていて下さい。


2021年5月7日金曜日

「素直さという武器」 2年 佐藤恵允

 



「素直さという武器」
文学部 文学科英米文学専攻 2年 佐藤恵允 (実践学園高校)


こんにちは。
今回部員ブログを担当させていただきます。文学部文学科英米文学専攻2年の佐藤恵允です。

まず初めに、新型コロナウイルス感染拡大防止対策、そしてリーグ戦など開催にご尽力くださっている沢山の方々に深く感謝申し上げます。


さて、私が明治大学体育会サッカー部に入部してから2年目に突入した。

改めてここには様々な特徴、武器を持った選手たちが多いと感じる。

意識の高い選手たちと毎日切磋琢磨していく中で多くのことを感じ、成長することができる。

このような恵まれた環境にいれることに感謝をしたい。

当たり前なことだが、サッカーの試合でスターティングメンバーとしてピッチに立てるのは11名だけである。

その枠を掴み取るためには、他の誰よりも優れたもの、いわゆる武器を持つことが大きなカギとなる。

その武器というのはスピード、フィジカル、ヘディングなどの目に見えるものはもちろんのこと、私は「素直さ」というのも立派な武器だと考える。

一方通行の視点では、客観的に自分を見ることができず、壁にぶつかった時やうまくいかない時に、なかなかそこから抜け出せないものである。

逆に、素直な気持ちで他人の意見を尊重し、受け入れることで、自分では気づけなかった自分の弱みや強みなどを見つけることができ、そこに進歩が生まれる。

意外と自分では「あんまり...」と思っていたことでも周りから見たら「いいね」と思われていることもある。

角度を変えてみる事で、その新たな発見から自分の武器を発掘することができるかもしれない。

実に、私はその経験をしている。

しかし、「素直」ではなく「いいなり」になってはいけない。

他人の意見を尊重し受け入れるのは大切なことだが、それだけで終わってしまうとただの「いいなり」になってしまう。

いただいた意見、アドバイスと向き合って、一度自分の中に落とし込み、噛み砕いてから行動に移すという作業が必要になってくる。

この作業を継続することでサッカー選手としても1人の人間としても大きく成長することができると思う。

これからも常に「素直さ」の感度を高めながら、謙虚に一歩一歩実直に毎日を過ごしていきたい。


まとまりのない文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
これからも明治大学体育会サッカー部の応援をよろしくお願いします。


次の2年生の部員ブログは帝京長岡高校出身の田中克幸です。
天才的ドリブルとキックの持ち主です。
そんな彼のブログも天才的なので楽しみにしていて下さい。


【過去のブログ】

「粘土細工」 1年 佐藤恵允

2021年5月3日月曜日

「能力×努力×考え方」3年 林幸多郎





「能力×努力×考え方」

法学部法律学科 3年林幸多郎(サガン鳥栖U-18)


今回部員ブログを担当致します。

法学部法律学科3年の林幸多郎です。


早いもので明治大学体育会サッカー部に入部し、この部員ブログを書くのも3度目になりました。サッカー、私生活ともに毎日全力で日本一を追求するこの組織で非常に多くのことに気づき、考え、学んできましたが今回のブログではその一部をご紹介したいと思います。

是非、ご一読下さい。




「努力は必ず報われる」

この言葉はたくさんの人が一度は耳にしたことがあるのではないだろうか。

スポーツに励んでいる人に関わらず、多くの人が小さい頃から努力することの大切さを教わってきただろう。

しかし、歳を重ねるにつれこの言葉を信じて頑張っている人に限って結果が出ずに


「なんでこれだけ頑張っているのに」

「なんで努力してないあいつの方が」


と他人の才能を羨んだり、努力しても無駄なんだと頑張ることをやめてしまう人が大勢いるのが事実である。


なぜこのような考えになってしまうのか、「努力が必ず報われる」というのは嘘なのだろうか。



私自身もこれまでの20年の人生の中で何度もこの疑問にぶつかり、自分の取り組みがあっているのかと立ち止まってしまうこともたくさんあった。しかし、この明治大学体育会サッカー部で過ごす中、私が出会ったのが


「能力×努力×考え方」  である。



この「能力」「努力」「考え方」の3つの要素は何かを成し遂げるために必要とされるもので、上手くいかない時や自分の頑張りに疑問を持った時には一度この言葉に戻って欲しい。特に、3つ目の考え方の部分は最も重要な要素である。



まず「能力」とは、一人一人が生まれ持った先天的なものを含め、現時点での力量を指す。現実、生まれながらに才能に差があることは不公平ながら間違いないだろう。

ではどうやってその差を埋めるか。



そこで2番目の「努力」が必要になる。しかし、ここで最も良くないのが「努力」を時間に換算してしまうことだ。


「今日は〜時間練習(勉強)したな」

「あいつより俺の方が沢山努力してる」


もちろん、努力する時間はある程度必要であるが、何かを達成することがゴールであって努力をすることがゴールではない。「努力」を時間に換算してしまうとその費やした時間で良し悪しを判断してしまい、結果が出ないことに対して冒頭で述べたような考えに陥ってしまう。



そこで、努力を結果に結び付かせるためには3つ目の「考え方」の部分が特に重要になる。

「考え方」を細分化すると次の3つに分けられる。



①ゴール(目標)


②分析


③取り組み方



まずはゴール(目標)を決めること。これが定まらなければいくら努力をしても時間の無駄である。自分がどのレベルを目指しているのか、最終的にどうなりたいのか、これを決めることが最優先事項である。

次に分析すること。これは自分の決めたゴールに対して今の自分がどの立ち位置にいるのか、今の自分の能力がどのくらいで、何が足りないのか。

サッカーに限定するとすれば、試合に出るために自分の弱点をどう克服し、自分のどの部分で勝負するのか自分自身をよく分析しなければならない。

この二つを行うことで「努力」の内容はほぼ決まるが、ここまでは基本大抵の人ができている。極端に言えば、これらは他人から強制的にやらさせることができる。ゴール(目標)に対し、何が足りないのかを分析してもらい、改善する方法を教えてもらえば自分が何も考えなくても「良いメニュー」をこなすことができる。しかし、これで成長するのだろうか。


「努力」の内容は決めた、時間も確保した、後は何が必要か。


私が最も差が生じ、成長曲線に大きな影響を与えるだろうと感じている部分、それは③の「取り組み方」である。これは自分しか変えれない、自分にしかできない部分だ。モチベーションなどがこれに当たる。

一つ一つの努力に対しどれだけモチベーションを高く、情熱を注ぐことができるか。毎日毎日、どんな状況でも全力で頑張り続けることができるか。

これを維持するのは簡単なようで非常に難しい。

モチベーションはいろんな他人の評価やその日の気分などさまざまな要因に左右されるからだ。


ではこのモチベーションとうまく向き合うためにはどうすればよいのか。




私が大切にしていることは「自分の評価軸を持つこと」である。




周りの意見を気にしないという意味ではない。特に他者からの悪い評価は受け入れる必要がある。しかし、良い評価に関しては絶対に鵜呑みにしてはいけない。他者評価はあくまで相対的な評価であって、自分が良かったのか悪かったのかは自分自身が1番よく分かる。スポーツをしている人からすればたまたま良いプレーができたのか、実力なのかは他人よりも自分が1番分かるだろう。




「努力は必ず報われる」


この言葉には続きがある。


「努力は必ず報われる、もし報われない努力があるのならば、それはまだ努力と呼べない。」


これは王貞治さんの言葉だ。私も努力は必ず結果に結びつくと信じている。

もし、頑張って結果が出なくても自暴自棄したり他人のせいにせず、一度この「能力×努力×考え方」という見方で自分を見つめ直して欲しい。

必ず何か良いヒントが見つかるはずだ。




長くなりましたが、最後までご拝読いただきありがとうございました。この明大サッカー部で過ごす時間も半分を切り、4年生と当たり前にサッカーができる時間もあっという間に過ぎ去って行きます。毎日を全力で追求し、多くのことを学び上級生として明治を背負える人間になれるよう、これからも「努力」を惜しまず頑張っていきたいと思います。



次回の3年生の部員ブログは町田ゼルビアユース出身の鈴木舜平です。

部員の誰よりも「インの質?」にこだわり、日々追求し、磨きをかけている彼のブログに乞うご期待下さい!


【過去のブログ】

「言葉の力」1年 林幸多郎

「1=2?」2年 林幸多郎