2021年8月12日木曜日

「覚悟」 2年 太田龍之介


「覚悟」
政治経済学部経済学科 2年 太田龍之介(ファジアーノ岡山U-18)


こんにちは。
今回、部員ブログを担当させていただきます。
政治経済学部2年の太田龍之介です。

まず初めに、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、最前線で対処されている医療従事者の方々、リーグ戦等の開催にご尽力いただいている関係者の皆様に心より深く感謝申し上げます。


明治大学に入って1年半が経った。
朝6時から厳しい練習をして終われば学校に行き、そして下級生としての仕事をしてとても忙しい日々を過ごしてきた
だが、この1年半でサッカーの面はもちろん、人としても成長できたと実感している。


私は一年生の頃から試合に出る機会を頂き、リーグ戦では4ゴールを決めることができた。だが、スタメンで出た試合では結果を一つも残すことが出来なかった。今年からはスタメンで出る機会が多くなり、去年と違って自分がチームを勝たせないといけない立ち位置にいる去年は同じポジションに小柏さんや佐藤凌我さんがいて、先輩達がなんとかしてくれるだろうという甘い気持ちも正直あった。そんな甘さがプレーに出ていたのだと思う。今年からは甘さを捨て、自分がチームを引っ張っていく気持ちでプレーしないといけない。
また、自分がそういった絶対的存在になっていかないといけない。


FWで出ている以上チームを勝たせることが仕事である。FWというポジションは何本外してしまっても、得点が決まれば目立つし、メディアにもフォーカスされやすい。
だが、そこに至るまでには仲間が必死にボールを繋ぎ、身体を張ってゴールを守っている。
全てのチャンスには全員の願いがあり、重みがある。だからこそ、FWには仲間の思いを背負ってゴールを決める責任がある。


ピッチに立てるのは11人。ピッチに立てない人達の分まで責任と覚悟を持って闘う義務がある。ピッチに立てば、学年なんて関係ない。ダメなプレーは指摘し合い、チームの為にみんなが発言する。そして、チームの為に走り、闘い、何がなんでも勝利を掴み取らなければいけない。


そこで自分自身に問いかけた。


覚悟を持ってプレーできていたのか。

4年生と同じ熱量で取り組めていたか。


突き詰めて自問自答すると、自信を持って出来ていたとは言えない。

私のどこかで「まだ2年生だから」「誰ががやってくれるだろう」という甘さがあった。

そういった甘さを取り除き、当事者意識を常に持って、隙をなくしていきたい。


今年は天皇杯も負け、総理大臣杯の出場すらも叶わなかった。5年連続決勝進出という偉大な記録も途絶えさせてしまった。だからこそ、リーグ戦3連覇、インカレ優勝は必ず掴み取らなければならない。


あの時の4年生の涙はもう見たくない。
4年生と一緒にサッカーができるのもあと5ヶ月。目の前の課題に真摯に向き合い覚悟を持って実直に積み上げていく


また、私だけではなく、周りの人も巻き込み、チーム全体でベクトルを合わせて取り組んでいきたい。


このチームで最高の笑顔で終われるように、覚悟を持って闘っていきますので、これからも応援よろしくお願いします。


拙い文章でしたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


次回の2年の部員ブログ担当者は倉俣健です。


フェイントはシザースしか知らないんじゃないかって言うぐらいシザースを愛してやまないキレッキレのドリブラーです。
ピッチ外でもキレのある発言でみんなのことを笑顔にしてくれます


是非次回も期待してください!!


【過去のブログ】

 

2021年8月10日火曜日

「第2のサッカー人生」 3年 神宮司光汰




「第2のサッカー人生」
商学部 3年 神宮司光汰(クラーク記念国際学校)


こんばんは。

前回徳永敦優が素晴らしいブログの最後で紹介してくれました、3年マネージャーの神宮司光汰です。アツの単位取得にはたくさん貢献しました(笑)
今回部員ブログを担当させていただきます。
よろしくお願いします。

まず初めに、新型コロナウイルス感染に最前線で対応してくださっている医療従事者の皆様、その他にも新型コロナウイルス感染拡大防止のために全力を尽くしてくださる皆様に心から感謝申し上げます。ありがとうございます。


3回目となる今回の部員ブログでは私がマネージャーになるまでの経緯とマネージャーになって思ったことについて綴って行きたいと思います。



私は幼稚園年中から愛徳幼稚園サッカークラブでサッカーを始め、小学校は埼玉の烏天狗JrFC、中学校では柏レイソルU-15で今の同期の正田徳大(ノリ)とは共にプレーした。この頃、あまり覚えていないが、福田心之助や木村卓斗、白圡大貴など同期の半分くらいとはピッチ上で対戦していたみたいだ。
U-18に昇格することはできず高校に進学したが、すぐにサッカーを辞めた。色々な方に迷惑をかけしまい、反省している。

私がどんな選手だったかというと…

ゴールを決めるということにあまり関心がなかった。誰かがゴールを決められるようにそれに直結するパスやゲーム組み立てるパスを出すことが好きだった。

誰かのためにプレーする縁の下の力持ち 
そんな存在を目指していた。

ちょっと変わった選手だったと思う。

以上が私が選手として歩んだ”第1のサッカー人生”と選手像だ。

まさかこの後再びサッカーと関わることになることなど、サッカーをやめた高校時代の私は想像もしていなかった。



高校3年生の末、一般受験で明治大学に合格し、なんとか大学生になることができた。

そして大学生になるとほぼ同時に全く想像もしてなかった”第2のサッカー人生”が始まった。

選手としてではなく、マネージャーとして明治大学体育会サッカー部に入部した。

元々一緒にプレーしていたノリや他の同期に知ってる名前が多かったのも影響したのかもしれない。
ノリが明治に進学したことは知っていたから、載っているかなと思い、たまたま覗いてみたサッカー部のホームページのトップにマネージャー募集のお知らせがあった。
なぜかマネージャーという存在に惹かれた。
マネージャーがどんなことをするのか良くわからなかったが、きっとチームのサポート、支える側だろうと直感した。

4年前、ノリにはボールをパスしてたのに、いまはボトルをパスしてる。
サッカーをしないのにグラウンドにいる。
マネージャーになって最初は不思議な感覚だった。
それでも徐々に慣れてくるとどんどん楽しくなってきてその魅力に惹かれていった。
マネージャーとして過ごす日々がすごく楽しかった。
自分がプレーするよりプレーする選手を支える方がしっくりきた。
自分がプレーしていた時から縁の下の力持ちのような選手でありたかったからだろうか、あんまりガツガツしたタイプではなかった自分にとってはマネージャーが向いていたのかもしれない。
そんなマネージャーとして過ごしていたある日、ふと思ったことがある。

『おれ、サッカー好きなんだな』

明治大学体育会サッカー部に入り、マネージャーという立場でサッカーに関わるようになって、本当の意味でサッカーを好きになれた気がした。

では、今までサッカーに抱いていた本当の「好き」ではない「あの」気持ちはなんだったんだろう。

「あの」気持ちの正体。

サッカーが少しだけ得意だったから、その延長線上になんとなく「口先だけの好き」があっただけではないだろうか。

マネージャーになったからこそ、「口先だけの好き」から「心からの好き」なることができたと思う。

マネージャーをしています。というとほとんどの人が自分がプレーしたくならないの?と聞いてくる。
でも正直、全く思わない。
私にとってはマネージャーでみんなを支えている方が楽しいし充実していると思う。

もちろん選手として活躍するみんなを羨む気持ちも全くない。
プロになる、世界で活躍する。その目標に向かって本気で努力する。人生を懸ける。そんなことは誰にでもできることではない。自分の目標に向かって険しい道を必死にもがき進んでいる。そんな道を選んだみんなはとてもカッコいいし、心から尊敬している。
だからこそ、そんなみんなをサポートしたい。少しでも何かの力になりたい。

たとえサポートする側に回っても、部の一員であることに変わりはないから自覚や覚悟は必要だ。これは絶対に忘れてはならない。

選手を辞めたという後ろめたさや劣等感は全くない。自分はマネージャーだと胸を張って言える。

どんな立場でもチームの勝利の為に全力を尽くす。選手でも、マネージャーでも。それが明治だから。

『明治の勝利の為に』

この言葉があれば明治のみんなの心は一つだ。

だから私はサッカーが大好きで、明治を愛するマネージャーとして誰よりも明治の勝利に貢献し続けたい。

誰にも気付かれないくらい気を利かせられて、地味なマネージャー

そんな存在を目指して。
さりげなくて地味でも心は誰よりも熱くありたい。


第2のサッカー人生も残すところ約1年半、あっという間にもう2年半が過ぎてしまった。
自分に何ができるのか、何を残せるかを日々考え、追求し、明治で過ごせる残りの1年半、毎日を大切に全力で謳歌したい。


最後に!

『明治でマネージャーになれたからこそ、心からサッカーを好きになることができました。明治は自分の生きがいです。選手のみんな、スタッフの方々、本当に感謝の気持ちで一杯です。感謝を自分なりに表現し、2倍にも3倍にも大きくしてサポートという形で恩返ししたいと思います。これからも皆さんのことを支えさせてください。』



長くなってしまいましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。
今後とも明治大学体育会サッカー部へのご声援の程、よろしくお願いします。



次回の3年部員ブログ担当は才能溢れる左足の持ち主、松原亘紀です。
寮の近くに一人暮らしをしている私の家に押しかけてきて、自分の家のように過ごし、満足すると帰っていきます(笑) 
なんと先日は「おれ料理得意なんだよね〜」と言いながら夕食を作ってくれました!
クールな雰囲気を装っていますが、意外な一面もある彼のブログに注目です!


【過去のブログ】


2021年8月6日金曜日

「4年間で感じたこと」4年 内田将太

 


「4年間で感じたこと」

法学部法律学科 4年 内田将太


こんにちは。

今回部員ブログを担当させていただきます、法学部法律学科4年の内田将太です。

 

まず初めに、新型コロナウイルス感染拡大に対し、ご尽力いただいている医療従事者の方々、またこのような状況下でもリーグ戦やその他大会を開催するにあたりご尽力していただいているすべての方々に感謝申し上げます。

 

早いもので、私が部員ブログを書くのもこれが最後になってしまいました。

今回、最後の部員ブログでは、「当たり前は当たり前ではない」ということを話したいと思います。

 

よく、〜に感謝して頑張ります。という言葉を聞きます。私はこの感謝というものをどれだけの人が本当に深く落とし込んで、発言しているのかなと疑問に思います。

 

私は大学1年の頃に、「恩返し」というタイトルで部員ブログを書きました。その時の気持ちや文章に嘘はありませんでしたが、今感じている恩返しや感謝とは別物だと言えるくらい、自分の中で変化があったと思います。

 

私たちは今なに不自由なく毎日サッカーができていて、リーグ戦なども毎週行われています。その毎日が当たり前になっていませんか。どれだけの人がその当たり前のために動いてくれているかを考えたことがありますか。

 

私は4年で主務を務めており、マネージャーで関東大学サッカー連盟学生幹事長を務めている後藤大輔と密に連絡を取り合い、運営を進めています。私は大輔に本当に感謝しています。学連で本当に毎日大変な作業を行い、本当に寝てるのかなって思うくらい大学サッカーのために動いてくれています。何か仕事を頼んだときにもすぐに対応してくれて、本当に助かっています。それぐらい学連のことに追われているはずなのに、明治が負けた時は誰よりも悔しがっていて、私は苦しい時は大輔を頭に浮かべて、あいつの方が苦しんで頑張っていると考えると決めています。

他にも、栗田さんをはじめとするスタッフの方々も、毎日朝6時にグラウンドに来てくれて、選手と同じぐらいの熱量で私たちに指導してくださったり、日程やその他の部分でも私たちのために想像できないくらい動いてくださっています。

私たち選手はアルバイトをしていません。お金などはすべて親の仕送りで生活しています。私たちのために毎日死ぬ気で働いてお金を稼いでくれている親だって、いついなくなるかなんてわからないし、そういった人たちとの時間も刻一刻とすぎていっているのです。

 

本当の意味で心から感謝できていますか。

それを行動に移せていますか。

今しかできないことを全力でやっていますか。

 

こうやって、当たり前のように熱く語れる同期がいて、同じ目標に向かって頑張る仲間がいて、毎日切磋琢磨し会える環境があるのは本当に当たり前ではありません。

だからこそ、私たちはその感謝をパワーに変えて毎日を全力で生きていかなければいけません。それが、私たちを支えてくれている方々への1番の恩返しになると思います。

 

私自身、この大学4年間で本当に多くの方に支えられ、毎日当たり前のように生活できていることに気付くことができました。今後、そういった方々に少しずつでも恩返しができるよう、そして自分が支えることができる強い大人になれるよう精進します。

 

拙い文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。アミノバイタルカップは敗退してしまいましたが、後期リーグ優勝、インカレ優勝に向けて部員全員で「邁新」してまいりますので、今後とも明治大学体育会サッカー部のご支援、ご声援をよろしくお願いいたします。

 

次の部員ブログは大阪桐蔭高校出身の西矢健人です。ピッチでは、左足のキックでゴールを取り、ピッチ外では絶妙な一言でみんなの笑いをとる注目の選手です。そんな西矢の最後の部員ブログに期待してください!


【過去のブログ】

「恩返し」1年 内田将太

「寮生活」2年 内田将太

「ヒント」3年 内田将太

2021年8月3日火曜日

「本気で追求し続ける」 1年 木内達也

 


「本気で追求し続ける」

経営学部 1年 木内達也 (鹿島アントラーズユース)


こんにちは。

今回部員ブログを担当させていただきます。

経営学部1年の木内達也です。


まず初めに、新型コロナウイルスに対し、最前線で対処されている医療従事者の方々、リーグ戦等の開催にご尽力いただいている関係者の皆様に心より深く感謝申し上げます。


明治大学体育会サッカー部に入部して約5ヶ月が経った。今までとは違った環境での生活やトレーニングの中で日々新たな学びや気づきがあり、濃い時間を過ごさせて貰っている。


この組織では、立場に関係無く全員が目の前のことに全力かつ実直に取り組み、お互いに追求し合い高みを目指している。1年前の練習参加でその姿に衝撃を受け、自分自身もここで強く上手くなりたい、成長したいと思い自らの意志でここに来た。ただ、今の環境に身を置けているのは自分1人の力では無い。家族や監督、コーチ、先生等大勢の方々の力があって今の自分がある。だからこそ、明治で徹底的にやり切り結果を出すことは自分の使命だと思う。


そこで今の自分を振り返った時、日々の取り組みを本当に本気で出来ているだろうか。まだミスを気にしたり、迷いがあったりする時があるし、もっと一つのプレーにこだわり追求できる。目の前のことを本気で行い、それを継続出来ない人に結果が出ることやその先の成功は訪れないと思う。


「息をしたいと思ったのと同じくら強く成功したい思えたとき、初めて成功するんだ」


これは高校の時のスタッフに紹介して頂いたアメリカのエリック・トーマスさんのスピーチの一文である。人は勝ちたいと言うけれど実際そこまで強く勝ちたいとは思ってない。ただ何となくそんな風な人になってみたいと思ってるだけの人が多くいる。結局のところ、本気であるかどうかそこで差が生まれると思う。


この4年間を本気で、精一杯迷いなく取り組み、追求し続け、明治の人間・選手としてのあるべき姿や自らの目標に向けて成長していきたい。



拙い文章でしたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。これからも明治大学体育会サッカー部の応援をよろしくお願いします。


次回の1年の部員ブログ担当者は馬場惇也です。スピードとフィジカルが特徴のパワフルなFWです。ピッチ外では天然なところもある彼の部員ブログを是非ご期待下さい!