2021年4月30日金曜日

「不易流行」4年 加藤蓮

 



「不易流行」

経営学部 4年 加藤蓮 (北海道コンサドーレ札幌U-18)



今回部員ブログを担当致します、経営学部4年の加藤蓮です。


まず初めに、新型コロナウイルス感染拡大防止、治療にご尽力されている方々に、深く御礼申し上げます。



まさか、こんな状況が続くとは去年の今頃は誰も想像していなかったであろう。自分もその内の1人である。しかし普通とは決して言えない日々を過ごしていく中で、自分の心の針を真っ直ぐに保ち、常にプラスの状態を維持することは容易なことではないが、心の針をプラスにし、そして振り切ることで人生においてもサッカーにおいても、その先に結果がついてくるということを学んだ。


今年の4年は、1番下を誰もが経験している。これは自分達4年生にとって最大の強みだと言える。もがき自分と向き合い、同期で本気で話し合い、成長してこれた。

自分達の学年の特徴はなにか、強み弱みはなにか、最高学年としての自覚、責任、覚悟を持ち、明治大学体育会サッカー部のチームの象徴として、絶対にぶれてはいけない事を土台に「邁新」というスローガンを立てた。このスローガンを達成するためにも、その一つ一つに対して全力で取り組み、極められているか。今一度、自分の胸に手を当て「全力を極める」ことができているのか自問自答して欲しい。自分と向き合い、全力で明治基準、それ以上を目指し追求出来ているのか。自分の限界を押し上げる努力をしているか。学業や私生活の中で、知識を身につけるために自ら学び、本気で仲間とぶつかり、話し合えているか。部員全員が本気になってもう一度考えて欲しい。


天皇杯学生系トーナメント vs駒澤大学

天皇杯に出場しJ1を倒すという目標を掲げながらも勝てなかった。部員全員に隙があった。一つになれていなかった。本気で極められていなかったから負けたと思う。


一人一人が、1人の人間として成長するためにも、大好きなサッカーに全ての力を注ぎ追求することで、人間力の高まりに繋がり、そのベースができて初めて部員全員の軸が同じ方向を向き、どうすればチームが勝てるのか、自分の役割は一体何かを本質的に捉えることができるのではないだろうか。

また、自分個人としても常に変化することを恐れず且つ本質を忘れずに取り組んでいきたい。

チームとして、いつまでも変わらない本質的なものを忘れない中にも、新しい変化を重ねていく。新しさを探求し変化をしていく流行性こそ、不易の本質であることを忘れてはいけない。変わらない本質はそのままに小さな変化を積み重ねて大きな変化を起こす。一人一人の小さな変化の積み重ねがチームにとって大きな変化をもたらす。その意識を全員が持ち続けて闘っていきたい。


学生として部員ブログを書くのはこれが最後。この場を借りて私に関わる全ての方々に感謝を伝えたいと思います。このような状況下の中、環境を提供してくださっている大学、リーグ戦を運営して下さっている学連のみなさん、様々な面でサポートしていただいているスポンサーの皆様、監督をはじめとするスタッフのみなさん、一番近くで支えてくれている家族や友達、毎日食事の面から支えて下さっている寮母さん、その他OBをはじめとする明治大学体育会サッカー部に関わる全ての皆様、そしてどんなに辛い時も共に乗り越えてきた仲間達。心から感謝します。

最高学年となった今、この明治でサッカーができることに喜びと誇りを感じ、毎日を自分と向き合い覚悟を持って全力で生きていきます。

後輩達、早く簡単に楽にリスクを背負わない方法を選ぶよりもめんどくさくて苦しくてしんどい方法を選ぶ方が実は1番の近道であったりすると自分は思う。繰り返し繰り返しめんどくさい事をして見えてくる世界はきっと素晴らしいだろう。あと約8ヶ月僕たち4年生を信じてついてきてほしい。

どんなに苦しい時も共に乗り越えてきた同期のみんな、これまで積み上げてきたことは間違いじゃないと全員で証明しよう。そしてこのメンバーで最高の景色を見に行こう。


拙い文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。


次回の4年部員ブログ担当者は、マネージャーの今村彩乃です。いつも元気で明るく、チーム・選手への気遣いや行動力が素晴らしくとても頼もしいです。4年生マネージャーとしての思いを語ってくれるでしょう!


今後とも、明治大学体育会サッカー部をよろしくお願い致します。


【過去のブログ】

「『成功』を目指すのではなく『成長』を感じること」 1年 加藤蓮


「影響力」 2年 加藤蓮


「今を集中する」3年 加藤蓮

2021年4月27日火曜日

「覚悟」 1年 藤本颯真


 


「覚悟」

法学部 法律学科 1年 藤本颯真 (ヴィッセル神戸U-18)


こんにちは。この度、部員ブログを担当させて頂きます。法学部法律学科1年の藤本颯真です。


まず初めに、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止、治療にご尽力されている方々に深く感謝いたします。ありがとうございます。


ある日のミーティングでキーパーコーチの榎本さんが「覚悟」を持てという言葉を仰った。プロサッカー選手は商品、必ず辞める日が来る。それがプロサッカー選手になれずあと4年後になるかもしれない。サッカーが終わった人生の方が長いと。そして自分達はそういうシビアな世界で戦っているのだと。


それを聞いて自分が出来ることは何か考えた時、1分1秒終わりに近づいている中で、1日をどう捉えて行動し、この4年間でどれだけ自分を追い求めているのかが重要だと考えた。


考えることは誰にでも出来る。だが本当に実行出来たかと振り返ると、この明治大学体育会サッカー部に入部してからの2ヶ月間、早朝に携帯のアラームが鳴り目が覚め、まだ薄暗い中から始まる強度の高い朝練習。そして学業との両立、寮の仕事といったことで、どうしても自分自身にベクトルを向けることが出来てなかったと振り返る。そしてその反動は自分に返ってき、今の立ち位置がそれを物語っている。


だが人は気付きがあるからこそ成長を止めない生き物である。そしてこの部には、心身共に成長できる環境があり、この環境を生かすも殺すも自分次第だ。


憧れだった存在から憧れられる存在、そして明治を背負う人間(サッカー選手)になる為に自分はこの4年間「覚悟」を持って1日1日を過ごしていきたい。


拙い文章ですが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

次の1年の部員ブログ担当者は常盤亨太です。


彼はボール奪取能力に優れていて、多彩なアイデアで攻撃を活性化させます。


寮生活では常に気を配れていて、リーダーシップがありいつも自分達を引っ張ってくれています。


そんな彼の部員ブログを是非ご期待下さい。



2021年4月23日金曜日

「向き合い続ける」 2年 村上陽介

 



「向き合い続ける」
法学部 法律学科 2年 村上陽介 (大宮アルディージャU18)


こんにちは。
今回部員ブログを担当させていただきます。
法学部法律学科2年の村上陽介です。

まず初めに、新型コロナウイルス感染拡大防止対策、そしてリーグ戦開催にご尽力くださっている沢山の方々に深く感謝申し上げます。


明治大学体育会サッカー部に入部し二年目となり「向き合う」ことの大切さ、そして難しさを実感している。
「向き合う」とは、自身のウィーク、また仲間やチームと向き合うといったことがある。ピッチ内、ピッチ外すべてにおいて本気で向き合い続けることは並大抵のことではない。

私は入部してからの一年と少しの間で良い時も悪い時も経験している。良い時には誰もがプラス思考で取り組めるだろう。
大切なのは苦しい時である。
サッカーに全力で取り組むのはもちろんのこと、挨拶や日々の生活、勉強、食事や睡眠といったピッチ外も含めたすべてにおいて全力で自分と向き合えているか。

まだまだ足りないと感じる。

私の好きな幕末の志士、吉田松陰の言葉に

「至誠にして動かざる者は、未だこれ有らざるなり」

というものがある。

こちらが誠意を尽くしても、感動しなかったという人には未だ出会ったことがない。
誠意を尽くせば、人は必ず心動かされるということ。

一生懸命に取り組めば、動かすことのできないことなどないという意味である。

これはまさに自分自身に置き換えるべき言葉だ。
どんな状況でも自分と向き合い日々を全力で過ごせば、人の心をも動かせるような人間になれる。
常に自分自身に矢印を向け、一人の選手として一人の人間として明治を体現していきたい。


まとまりのない文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
これからも明治大学体育会サッカー部への応援をよろしくお願い致します。

次の2年生の部員ブログは実践学園高校出身の佐藤恵允です。

共に八幡山近くの幼稚園で育ってきました。

その頃から変わらないスピードスターです。
そんな彼の熱いブログに是非ご期待ください。



【過去のブログ】



2021年4月19日月曜日

「思い煩うことの無意味さ」3年 正田徳大

          

「思い煩うことの無意味さ」

政治経済学部政治学科 3年 正田徳大 (柏レイソルU-18)


今回部員ブログを担当させていただきます、

政治経済学部政治学科3年の正田徳大です。


まず初めに、現在も新型コロナウイルスの蔓延により最前線で対応してくださっている医療従事者の皆様、関係者の皆様、また、関東大学サッカーリーグ戦を開催するにあたり沢山のご尽力をして頂いている学連の皆様、関係者の皆様に感謝申し上げます。



明治大学体育会サッカー部の一員として迎える3年目のシーズン。入部してからの今までの経験から3年目としての立ち振る舞いや心情の変化について綴っていこうと思う。


大学4年間の折り返しとなる年、これまでを振り返り考えると色々な事があった。

この組織に入部してから沢山のことを覚えて考えて自分のものにして知恵を落とし込んできた。

もちろんサッカーも私生活も。

ただ、苦難な境遇に対して積極的に行動できたかと聞かれればYesとは言い難い。

人生の帰路が訪れた時、私は必ず思い煩う、その悩む時間が全てとは言わないが無意味なことだと気付いた。

もっと自分の成長の為に行動する。自己成長を信じて突き進むことを追い求めたいと考えるようになった。

悩むことを怖がらずにもっと大胆不敵に何事にも挑み、最後まで諦めずにやりきることの大切さを改めて考えるようになった。


「伝える」

明治の基準をサッカーでも私生活でもこだわりを持って示し続けることはとても大切な事だと思う。確かに、軽挙暴動はいい結果に繋がらないことが多い。しかし、それを重んじるあまり、行動すること、実践することに慎重になり過ぎてしまうのはどうなのか。

良い考えもアイディアも知識も思っているだけで行動に移せなければ意味がない。

もっと学年関係なく参加して発言し、伝え合える環境を創り出したい。

私が下級生の頃はそれを発信することが出来なかったからこそ、1回の会話を大切にしたいと思う。

3年生になった今、先輩と後輩を繋ぐ架け橋のような存在になりたい。


「芯を持つ」

私は大切にしていることがある。

それは、どんな時でも原点に立ち返って基本を見据えて、常に中心をとること、自分が依って立つ軸を見つめ直すこと、上手くいかなかったり、思い悩んでいた時に、そこを抜け出すヒントをくれた人、落胆の極みにあったときに、どこからか手を差し伸べてくれたひと、今の自分に1番大きな影響を与えてくれた人、先輩でも同期でも後輩でももちろん両親でもそんな人を大切にすること。

とても頼り甲斐のある心強い提火になると思う。

そして、周りに左右されない。自分を律して自信をつける。明治に染まり沢山の良い思い、悪い思い、楽しい思い、苦しい思いをしてきたけど、明治の仲間と一緒に鍛えている時が1番高揚感があるし、達成感がある。

素晴らしい組織だからこそ、衰退したくないし、させたくない。そのために強い明治を私は伝えて、示し、体現し続ける義務がある。

今シーズンも強い明治を更に強い組織にする為に、日々追求してチームスローガンの如く邁新していきたいと思う。


拙い文章でしたが、最後までご覧いただきありがとうございました。

今後とも明治大学体育会サッカー部への温かいご支援のほど、よろしくお願い致します。


次の3年生の部員ブログ担当は、林幸太郎です。


彼は対人能力に優れていて、攻守共に貢献できる選手。仲間にいると心強い存在です。さらに、圧倒的な走力で労を惜しまず走り続ける姿勢やピッチ内外でのリーダーシップ、言動による影響力は今の明治の中でも随時光るものがあります。

そんな彼は人の核心を突いてくるようなブログを綴ってくれるはずです。


次回も是非お読みください!

【過去の部員ブログ】




2021年4月16日金曜日

「明治の2番」4年 岡庭愁人

 


「明治の2番」  4年 岡庭 愁人(FC東京U-18出身)


こんにちは。

今回、部員ブログを担当させていただきます。

政治経済学部政治学科4年の岡庭愁人です。


まず初めに日頃より明治大学体育会サッカー部へのご支援、ご声援をして下さり、ありがとうございます。

心から感謝しております。


最後の部員ブログになりますが、綺麗な言葉は選ばずに今の自分の想いを率直に書いていこうと思います。読みにくい部分もあるかとは思いますが最後まで読んでいただけると幸いです。



今年、『明治大学の2番』を背負うことになった。

『明治の2番』は明治の象徴である。

その使命はチームを勝たせること、毎試合インパクトのあるプレー、絶対的な存在感のあるプレーを示さなければならない背番号である。


歴代の先輩方は現在もプロの世界で活躍をされている。私が1年生の頃から『明治の2番』を背負ってきた方々は岩武さん、帆高さん、常本さんである。プレースタイルはそれぞれ違うが、4人ともハイレベルな特徴を持っている。こんなに競争率が高い大学のチームは他にない。

今の自分の課題は良くも悪くも頭で考え過ぎていること。

チームが勝つ為に、私がチームを勝たせなければならない、という使命感が強くプレーの判断が遅くなり、思い切りのあるプレーが少ない。

やらなければいけないことではあるが、気持ちとプレーが伴っていない。


自分の特徴は運動量のあるプレーと攻守における対人、攻撃に何度も参加し、得点に関わることだ。

岩武さんのように背中で語るプレーはできないし、帆高さんのような守備のスペシャリストでもない、常本さんのようなサッカーIQの高いプレーもできない。

けれど、泥臭く走り、闘い、攻撃に参加しまくる。『岡庭』がいると試合に勝てるな、良いチームだなと大学界だけでなくプロサッカー界にも示していきたい。

結果を残し続け、チームを勝たせられる選手になって、やっと歴代の先輩方と肩を並べられるか、られないかだと思っている。

覚悟を常に持ち続け、良い意味で割り切って自分を信じてプレーしていきたいと思う。気負い過ぎず、もっと仲間を信じ、自分を信じ、明治での3年間泥臭く積み上げてきたことを信じて、明治の勝利のためにプレーしていく。


『明治の2番』としての覚悟はできている。

そんな姿を体現して自分も『明治の2番』を創り上げ、後輩達に継承していきたい。



拙い文章ですが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



次の4年の部員ブログ担当者は加藤蓮です。

彼は明治の5番を背負う漢で、対人が強くビルドアップの能力に優れています。

寮生活では天然な性格でみんなにいじられ、愛されています。

プレーは冷静ですがハートは熱々な彼の部員ブログを是非ご期待下さい。



本年度も明治大学体育会サッカー部への応援をよろしくお願い致します。



【過去のブログ】

「2人の兄の存在」1年 岡庭愁人

「自分革命」2年 岡庭愁人

「感謝できる人=誰かのために行動できる人」3年 岡庭愁人


2021年4月13日火曜日

「紫紺への誇り」 1年 上林豪

 



「紫紺への誇り」

商学部 商学科 1年 上林豪 (セレッソ大阪U-18)


こんにちは。今回、部員ブログを担当させて頂きます。商学部商学科1年の上林豪です。

まず初めに、新型コロナウイルス感染拡大防止にご尽力くださる医療従事者の皆様、関係者の皆様、私達がサッカーを出来る環境を整えてくださる全ての皆様に御礼申し上げます。


明治大学体育会サッカー部に入部し、1ヶ月と数日が経った。この1ヶ月は私の人生の中で最も厳しさを味わい、刺激、学びを得たものであった。そしてそれはこれから先4年間も変わらないだろう。そんな明治での1ヶ月を私なりに書きたいと思う。


明治の強さたる所以、それは一人一人の明治大学体育会サッカー部への自覚と責任、誇りだと私は考える。「紫紺への誇り」だ。大学、アマチュアサッカー界No.1に君臨し続けるという誇り。100年の歴史と伝統、偉大な先輩方の期待と重圧を背負って戦う誇り。部員全員がどんな立場、状況であろうとTOPチーム、スタメンを勝ち取るため日々全力で努力する。そんなチームの代表としてピッチに立つ誇り。その他様々な要素全てが「紫紺への誇り」に繋がってくる。


中でも1年生が任される仕事は、紫紺への誇りを感じるためにとても大切な事だと感じる。ここでいう仕事とはトレーニング前の準備や片付け、当番(寮の管理や電話の受け答え、郵便物の受け取り等)その他にもまだまだ仕事がある。正直、大変だ。覚えなければならない事が山ほどある。日をまたいで学年でミーティングをすることもある。先輩方から厳しい言葉でご指導いただく時もある。だがそれはチームをより良くするためのものであり、主体的に物事を考えるトレーニングにもなる。また、チームへの愛、忠誠心が芽生え、より明治のユニフォームに袖を通しピッチに立つという責任と自覚、誇りを持つ事ができる。


これが明治大学体育会サッカー部だ。日本一のチーム、日本一の組織でこれからも「紫紺への誇り」を持ち、日々成長して行きたいと思う。


次回の1年生のブログ担当は、ヴィッセル神戸U-18出身の藤本颯真です。関西人ですが、上京1ヶ月で標準語になった染まりやすい男です。私生活では周りに流されやすい所もありますが、ピッチ上では熱く戦う頼りになる男です。


拙い文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。これからも明治大学体育会サッカー部へのご支援、ご声援を宜しくお願い致します。



2021年4月9日金曜日

「人の気持ちがわかる人間になるために」 2年 井上樹

 



「人の気持ちがわかる人間になるために」
法学部 法律学科 2年 井上樹 (ヴァンフォーレ甲府U-18)


こんにちは。今回、部員ブログを担当させていただきます。法学部法律学科2年の井上樹です。
まず初めに、新型コロナウイルス感染拡大防止にご尽力されている皆様、そして私達がサッカーを全力で取り組める環境を整えて下さっている全ての方々に深く感謝申し上げます。


8月21日この日を迎えられたことに私は感謝している。


いつも通り早朝に起床。いつも通りウォーミングアップを終える。少しばかり調子は良かったが、なんら変わらないTRのことだった。ほんの一瞬の出来事で大きく人生が変わった。体勢を崩した瞬間、「あ、ダメだ」と焦りが生じた。全治8ヶ月の大怪我を負った。


「感謝」

事あるごとに多くの人が口にするこの言葉。本当にその意味を理解できているだろうか。


約7ヶ月のリハビリ生活でこの言葉について誰よりも考え抜いた。完全復帰まで残り1ヶ月を迎えた今の自分にしか分からない素直な考えを述べたいと思う。


「人の気持ちがわかること」が感謝に直結する。


これが、私なりに考え抜いた結果である。人(感謝する相手)の立場に寄り添って同じ気持ちになってみる。そうすることで自然とそのありがたさに気づく。それができて初めて感謝というものが成立するのだと思う。ただ寄り添えと言われたところで、すぐにできるものではない。最も簡単な方法は、自らが「経験」を積むことだ。

・手術後、松葉杖で寮内を歩いた。サッカー以前に、ただ階段を登れるだけのことがどれだけ幸せかに気づいた。健康な身体を与えて下さった両親には感謝しかない。

・毎週末、仲間が試合で必死に闘い成長してる姿のビデオを撮った。選手が気持ちよくプレーしている裏には、とてつもない支えがあったことに気づいた。

・副審をして文句を言われた。審判という役割がどれだけ重要で大変なのか、そしてそのありがたさに気づいた。

明治大学体育会サッカー部が試合時の補助学にどこよりも力を入れている本来の意味が理解できた。これは、明治が誇るべき伝統であり、どこの大学にも負けたくない。


今度は自分が復帰して逆の立場になる。そういう存在がいることは決して忘れたくない。


自分は、このありがたみを誰よりも理解している。それは、これからの人生を強く生きていく上での自信でしかない。だから8月21日にできた貴重な経験には「感謝」している。
怪我して良かった。そう思えるのも怪我をしたから。人生の一つ一つの出来事には、それぞれ大きな意味がある。それをどう捉えるかも自分次第。
だから私は人の気持ちがわかる人間になるために、私を取り巻く全ての人のために、今日もトレルーから本気でリハビリに励みたいと思う。


長文になってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。



次回の2年部員ブログ担当は、大宮アルディージャU-18出身の村上陽介です。同じ法学部として、あの広すぎる肩幅はとても頼りになります。彼ならきっといいブログを書いてくれるでしょう。次回もよろしくお願いします。




【過去のブログ】

2021年4月6日火曜日

「明治愛」 3年 木村卓斗



「明治愛」

政治経済学部 経済学科 3年 木村卓斗(横浜F・マリノスユース)


こんにちは。

今回、部員ブログを担当させていただきます。

政治経済学部経済学科の木村卓斗です。


時の流れは早いもので、3年生となり、上級生という立場になった。今シーズンは、明治大学体育会サッカー部にとって、創部100周年の節目のシーズンであり、私にとっても大事なシーズンである。そこで、今年の目標を定めようと考えていた時、ふいに「自分は今、なんの為にサッカーをしているのか」という思いに至った。最初に頭に浮かんだのが、「明治の勝利の為、優勝の為に」という思いだった。その考えに至るまでの経緯を、今回のブログとして伝えさせていただきます。


入部当初の私は「プロの道に進んだ仲間を見返して、絶対ここで成長してプロになる、そして追い越してやる」。その一心でプレーをしていた。明治の勝利の為にプレーをしていたつもりだが、「こんなプレーじゃ自分の夢に近づけない」など、結局は自分のことで精一杯で、常に周りと自分を比べては、焦って悩んだ。

そんな自分とは反対に、私が1年生の頃の4年生は、誰もがチームの為にひたむきに走り、ピッチ内外の全ての選手が明治の勝利の為に闘っていた。「俺は明治が好きで、明治の為に支えてくれている人の為に闘う」。そう言葉にしなくとも、プレーや言動からその想いは伝わってきた。そのひたむきな姿勢を貫き通し、チームは1年間闘い切り、大学サッカーのタイトルを総なめにした。

明治大学体育会サッカー部という組織は、サッカーと人間性を追求し、自分の課題とトコトン向き合う場である。それと同時に、誰か(家族、仲間、スタッフ、スポンサーなど支えてくださる方)の為に、明治の勝利だけを目指し、ひたむきに泥臭く闘う。そんな明治大学体育会サッカー部のあるべき姿を、5冠というタイトルから学んだ。

昨シーズンは、上級生の背中から学んだ姿勢を、自分のプレースタイルに落とし込もうと努め、ボランチという新たなポジションで、ひたむきにプレーを続けた。すると、自分を上手く見せようとか、プロになる為とか、そんな気持ちより、「明治が勝って優勝する為には、自分はどうするべきか」と自然と考えられるようになっていた。

今シーズン、上級生となり、チームを引っ張る立場となった。誰か(明治)の為に、そんな気持ちを抱いて真摯にサッカーと向き合えば、一つひとつのプレーと言動が変わるはずだ。ただ強度の高いプレーや、上手いプレーを体現するだけが、明治大学体育会サッカー部の部員ではない。強い個を追求しながらも、誰かの為に、感謝の念を込めた熱いプレーを体現し続けることがあるべき姿だと思う。それを今シーズンは示し続けたい。「明治ってこうだよ」と、口で言わずともプレーや言動で伝えるために。上級生として、1年生の頃に感じた当時の4年生たちの思いを、誰よりも伝えていく選手でありたい。 

まとまりのない文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。まだまだ新型コロナウイルス感染の影響は続いておりますが、明治大学体育会サッカー部のアグレッシブでひたむきなサッカーを通じて勇気や明日への活力を届けられるよう日々精進して参ります。今シーズンも引き続き、明治大学体育会サッカー部への温かいご支援のほど、よろしくお願い致します。


次の部員ブログ担当者は3年の正田徳大です。

彼は生粋のドリブラー。勇猛果敢にドリブルを仕掛け続け、相手の脅威になり続けます。ピッチ外では、明るくポジティブな性格で、周りの人を笑顔にさせます。

「俺、文章とか書くの得意なんだよな〜」

と、自信満々に言っていたのを耳にしたことがあるので、興味深いブログを書いてくれるでしょう!!


【過去のブログ】

「感謝」 1年 木村卓人

「新しい自分と出会い続ける」 2年 木村卓斗



2021年4月2日金曜日

「明治の象徴の象徴として」 4年 石井優輝


「明治の象徴の象徴として」

政治経済学部 政治学科4年 石井優輝(昌平高校)


こんばんは。

今回、部員ブログを担当させていただきます。

明治大学体育会サッカー部主将の石井優輝です。


これから本格的にラストシーズンが始まろうとしています。

この明治大学体育会サッカー部に入って様々なことを経験してきました。今私が感じていることをそのまま書こうと思います。読みにくい部分もあるかとは思いますが最後まで読んでいただけると幸いです。


202119#atarimaeni CUP 2回戦 vs東海大学。PK戦の末敗北し、昨年の4年生の大会を終わらせてしまった。今でも思い出し、自分が出たから負けたと責めることもある。

試合に関わることができなかった4年生を見ると涙が止まらなかった。


この敗戦から約1ヶ月後に新チームが始動した。私は同期からの推薦をいただき主将を務めることになった。

明治の4年生は『象徴』であって、主将の私はその象徴である。それに加えて今年は創部100周年を迎えた。

輝かしい100年の歴史があり、大学サッカーを牽引してきたチームの主将を務めるプレッシャーはもちろんある。実際に先日行われた東京都サッカートーナメントでは震えるほど緊張した。

これまで主将を務めてきた先輩方はこんな緊張の中戦っていたのかと改めて偉大さを感じた。


だが、もうこのチームを背負っていく覚悟はできている。誰よりも声を出し、戦い、厳しさを持つこと。部員全員から嫌われてもいい。それでチームが勝利し成長していけるのなら。下級生には仕事に関しても厳しく接する。それが彼らの人間としての成長、選手としての成長につながることを知っているから。ぬるいプレーをした選手がいるのなら大声で厳しい言葉をかける。その選手に本当の意味で明治を背負う選手になって欲しいから。同期にだって容赦はしない。


でも、これをやる上で絶対にぶらしてはいけないことがある。それは、自分に1番厳しい人であるということ。これがなくなってしまっては私がいる意味がなくなってしまう。だから足が折れようと、頭から血が出ようと、一生サッカーができなくなろうとゴールを守ってみせる。これは何があっても1年間を通してやり通す覚悟だ。


覚悟の話はこれで終わりで、本格的にシーズンが始まる中で伝えたいことを話していきたいと思う。


まずは1.2.3年生。

とにかく失敗を恐れずチャレンジし続けて欲しい。俺はたくさんの失敗を経てここまで成長してこれたと心の底から思っている。みんなの積極的なプレーがチームの勝利に必要不可欠だと思う。失敗したら4年生が助ける。4年生を信じて欲しい。俺らもみんなを信じてる。共に戦おう!


次に4年生。

これまで楽しいことも辛いことも理不尽なことも共に乗り越えてきた。だから俺たちならどんなことでも乗り越えていける。今年が明治の選手として戦える最後の年。後悔がないように全力を尽くそう。そしたら必ず大学サッカーを制することができると信じている。象徴として明治を全国に魅せつけよう!


その次にマネージャー。

マネージャーがいなければこの部は成り立たないと思う。いつもありがとう!これから上手くいかないこともあると思うけど共に乗り越えて行こう!選手はマネージャーと共に戦います。


そしてみんな。

俺たちは明治だ。11人がその責任とプライドを持って1年間共に走って行こう!そしてこのような状況にも関わらず公式戦が行えることに感謝して、観客の皆様や困難な状況にある方々に「勇気」や「感動」、「明日への活力」を届けよう!これが俺たちの使命である。勝つぞ!!!


最後に明治を応援して下さる皆様。

日頃から明治大学体育会サッカー部を応援していただきありがとうございます。皆様の応援が私たち選手の背中を押してくれます。選手一同皆様の応援に応えられるよう精一杯頑張ります!これからも応援よろしくお願い致します。


長くて下手な文章ですが最後まで読んでいただきありがとうございました。


次の部員ブログ担当者は4年の岡庭愁人です。

彼は明治の2番を背負う男で、縦横無尽にピッチを走り回る選手です。寮生活では常にふざけて、パンツで歩き回っています。そんな彼ですが私とは違って素晴らしいブログを書いてくれるはずです。ぜひご期待下さい。


今後とも明治大学体育会サッカー部をよろしくお願い致します。


【過去のブログ】

「夢」 1年 石井優輝

「兄の存在」 2年 石井優輝

「“なぜ”を追求すること」3年 石井優輝